美味! 米ケンタッキーの代替肉ナゲットほぼ普通のフライドチキンと同じ

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美味! 米ケンタッキーの代替肉ナゲットほぼ普通のフライドチキンと同じ
Image: KFC

食べてみたいな。

ちょっと前まで「え…、人工的に作った偽のお肉って…」というSF世界の小道具的印象があった代替肉ですが、気がつけば広まっていました。

健康志向の高いアメリカでは、すでにレストランで提供されたり、スーパーで売られている植物由来の新しいお肉。米ケンタッキーフライドチキンが、代替肉Beyond Meatを使ったナゲットBeyond Fried Chicken(ビヨンド・フライドチキン)の販売をスタート。米Gizmodo編集部が食べてレビューしました。

テクノロジーと食べ物の融合、おいしいんだって! 通常のフライドチキンと遜色ないんだってよ!


個人的にはフェイクミート好きです。テンペも、お豆腐も、小麦粉もお麩も好きなので、私は代替お肉には向いている人種かと思います。なので、最初にKFCが代替肉Beyond Meatを使ったメニューを出すと聞いたときからずっとワクワクしていました。全米で期間限定(1月10日からなくなるまで)とは言え、ビヨンド・フライドチキンの販売がスタートしたので食べてきました。

正直、代替肉好きは、もともとそんなにKFC利用頻度高くはないとは思いつつ実食。フライドチキンを代替肉で作る=サトウキビなどで骨も再現するという手方ではなく、第1弾をナゲットで出したのは賢明だと思います。商品名はナゲットではなくフライドチキンなのですが

お味はしっかりKFC

ビヨンド・フライドチキンに対して、みんな一番気になるのは、KFCオリジナルチキンと同じくらいおいしいの? 代わりに食べても満足いくの? ということなのではないでしょうか。私が最後にKFCに行ったのはかなり前なのですが、ビヨンドチキンを食べると昔の思い出が蘇ったので、そこはやっぱりしっかりKFC味だなと。オリジナルチキンと同じ秘密のスパイス(MSGも塩もはいってます)で味付けされているので、フレーバーやKFC特有の油っぽさは再現されています。

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緑のパッケージが特徴的!
Photo: Tom McKay / Gizmodo

スパイスが同じなので味は一緒なのですが、代替肉そのものはどうかというと…、ほぼお肉です。鶏肉です。ザ・ファストフードチェーンのナゲットなのです。みんなそれぞれお気に入りのチェーンのお気に入りメニューがあると思いますが、代替肉になってもそのお気に入りは変わらないかと。だって、チキンか代替肉かほぼわからないレベルなので。見た目でいうときっちり四角いので、KFCの骨なしのチキンフェンガーなどと比べると人工感はでます。でも、目隠しして食べたら、鶏肉ナゲット(現在、米KFCにはナゲットメニューはないけど)とビヨンドチキンの違いはたぶんわからないと思います。

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Photo: Tom McKay / Gizmodo

代替肉だからといってヘルシーとは限らない

代替肉を食べる人、ベジタリアンの人は健康志向が高いと思いますが、ビヨンド・フライドチキンはどうなのでしょう。KFCによれば、6個入り1パックのカロリーは480kcal、油は27g、ナトリウムが1,440mg。KFCメニューで比べると、マッシュポテトやキッズサイズのポップコーンチキンと同等レベル。代替肉といえども、基本はファストフードなので健康的というわけではないかと。つまり、KFC好きにはハマるかと思いますが、代替肉にヘルシーを求める人にはハマらないということ。

猫たちはお気に入りのよう

レビューで言うと、うちの猫は気に入ったようです。チキン大好きな我が家の猫は、ビヨンド・フライドチキンを買ってくると、ずっと箱を狙ってました。動物的カンをもってしてもフェイクミートはわからなかったってことかな。ビヨンドチキンも、通常チキンと同じ油で揚げているという話があるので、その影響もあるのかもしれませんけれど。

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GIF: Gizmodo

お値段はやや高め

味や食感はほぼオリジナルチキンなのですが、気になるのが値段。ナゲット6ピースで7ドル(約810円)。サイドメニューとドリンク、ソース2種つきの12ピースセットは14.99ドル(約1,730円)。こうなると、ちょっと足せばオリジナルフライドチキン12ピースバーレルが買える価格なのでやはり高いと思います。植物由来の代替肉でベジタリアンフレンドリーなんだけど、油がチキンと同じなど厳密にはベジタリアンではないという難点ありつつこの値段なのかぁ。こうなるとターゲット層が読みにくいですね。代替肉大好きなファストフード好きか…、細かいことは気にしないベジタリアンか…。

今のところ、代替肉はまだまだ初期段階の高価な食べ物ということですよね。価格もターゲット設定も一部の消費者向けなんだなという印象。コロナ禍とインフレで野菜を買うのも大変という昨今、代替肉は贅沢品ですよ。代替肉業界はコストを下げる努力をしていますが、実際に下がって一般層に広まるのはもうちょっと先の話なのかと。

カーボンフットプリントの観点からいえば、代替肉がエコフレンドリーなのは間違いありません。ただ、物流など含めてKFC全体で言えば、オリジナルチキンだろうがビヨンドチキンだろうが大きな違いがあるとも思えないです。なので、やっぱりビヨンドチキンは、オリジナルチキンに遜色ないおいしさではありますが、新しいものにチャレンジしてみたというアーリーアダプター的な嗜好品なんですよね。今のところは。

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GIF: Gizmodo


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