たくさんのスターマンが火星にやってきます。
去る2月11日のこと、「2022年3月に打ち上げられ、軌道を周回することになるだろう」という発表があった、SpaceXのスターシップ。それがどのようなイメージになるのか、フルCGの美麗なアニメが公開されました。
「完全再利用」が宇宙旅行へのカギ
このアニメについて、SpaceXは「素早く完全再利用できる打ち上げ機が宇宙旅行へのカギだ」とツイート。飛行機が現在の航空市場を切り拓いたように、繰り返し使えるロケットがあれば宇宙市場もグンと広がると考えているようです。
A fully and rapidly reusable launch vehicle is key to a future in which humanity is out exploring the starshttps://t.co/HJJLlJONoq
— SpaceX (@SpaceX) February 11, 2022
ちなみに現在は、発射台の横でここまで組み立てられています。ただし発表用のデモンストレーションで、実際に発射するロケットというわけではなさそう。
— Elon Musk (@elonmusk) February 10, 2022
黒く塗られたスターシップは、発射台横のクレーンでUFOキャッチャーのように持ち上げられ、スーパーヘヴィー・ブースターと合体されました。着陸時はこのクレーンアームがロケットとブースターをキャッチする予定です。
The launch tower at Starbase will help stack Starship and catch the Super Heavy rocket booster pic.twitter.com/xXmonamEDA
— SpaceX (@SpaceX) February 11, 2022
このようにいろいろ見ていくと、実現間近って感じですよね。イーロンは「火星に行ったら最初はたくさんの人が死ぬだろうね」と言っていますが、どんな人たちが赤い惑星の大地を踏みしめるのか? なにを成し遂げるのか? いまから楽しみです。
Source: YouTube, Twitter (1, 2) via INTERESTING ENGINEERING