いろいろとダメすぎる。
ジョージア州在住の男性が、コロナ救済金を使ってポケモンカードを購入し、36ヶ月の禁固刑を言い渡されそうです。Polygonによると、男性が購入したのは、リザードンの激レアカードだったんですって。
経済的損害災害融資を騙し取った
コロナ救済金で何買ってもいいんじゃないの? と疑問に思う人もいるかもですが、まずはお話の流れを説明しましょう。
Vinath Oudomsine(31歳)の何が問題だったのかというと、彼は従業人10人の中小企業の経営者だと偽って、8万5000ドル(約1000万円)のEconomic Injury Disaster Loan (経済的損害災害融資:EIDL) を騙し取ったらしいのです。
で、Vinath Oudomsineは、従業員や家賃を支払うために受ける融資を偽って手に入れて、5万7789ドル(約600万円)でリザードンの激レアポケモンカードを買ったのだとか。
激レアカードの価格は高騰中
ポケモンカードバトルをしない筆者は5万7789ドル(約600万円)という価格に目が滑りましたが、海外だと激レアカードが500万円以上で取引されることもあるのだとか。同じ初期版のリザードン(シャドウレスのホログラム仕様で、PSAグレーディング基準は9.5Gem Mint)は、3800万円で落札されたこともあるそう。家一件買えるじゃん……!
多くを失うことに
Vinath Oudomsineは、騙し取った金額と同じ8万5000ドルを賠償するのに加えて、1万ドルの支払いを命じられました。また、3年間服役したあとは、3年間の監視付き釈放(保護観察と似ているけれど厳密には違う)になるそう。
そして気になるリザードンのカードの行方ですが、検察に提出されることになるみたい。
日本でも、新型コロナウイルスの感染拡大が原因で事業の存続が難しくなった人たちに向けて「持続化給付金」という制度がありますが、これを不正自給する人たちがいると話題になりました。
また、コロナ禍の2021年に豊島区のカードゲーム専門店にロープで侵入して100万円相当のポケモンカードを盗んだ男性もいましたよね。
どういうケースであれ、犯罪はやめておこうよ……、と思う今日この頃です。
Source: Polygon