映画さながら。
ロシアといえば、KGBに代表されるスパイ活動が盛んなお国…。そんなイメージを抱いているのは、私だけではないはずです。そんなロシアにて、Apple(アップル)とGoogle(グーグル)の社員が脅迫されたとの報道が飛び出していますよ。
私はロシアにて脅迫を受けた体験はないのですが、以前にサンクトペテルブルクを訪れた際に若いロシア人から、「プーチンや政府への悪口は公言できないんだ」と告げられたことがあります。そのように多かれ少なかれ言論の自由が損なわれている国…というのが、私のロシアへの印象です。
避難先にも諜報員が!?
ワシントンポストの報道によると、昨年9月にアップルとグーグルの現地社員が「プーチンへの抗議票を集めるアプリ」をストアから取り下げるように圧力をかけられたそう。さらにグーグルの社員が偽名でホテルに避難すると、その先にも治安機関のFSB(ロシア連邦保安庁)の捜査官が訪れてきたとのこと。これらの圧力の影響か、結局アプリは取り下げられました。
ロシアの若い世代の間にプーチンや政府への反発が広まっているという報道もありますが、それはこのような強権的な体制が影響しているのかもしれません。現在進行形のウクライナへの侵攻が終わり、その後にロシアの若者が自由を取り戻す未来はやってくるのでしょうか?
Source: Washington Post via Apple Insider