仲良くふたりで立ち乗り。遠隔操作で荷運びと建設ができる惑星輸送車「FLEX」

  • author 岡本玄介
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仲良くふたりで立ち乗り。遠隔操作で荷運びと建設ができる惑星輸送車「FLEX」
Image: ASTROLAB

惑星では移動や輸送が必要不可欠だから。

カリフォルニアの宇宙スタートアップ企業ASTROLABが、惑星探査や輸送に使う車両「FLEX」を開発しています。

人が移住する前に基地を組み立てられる

エアレスタイヤでゴツゴツの地表を進み、車体の左右で激しい高低差があってもヘッチャラ。お腹に大きな荷物を抱えたり、怪我をした宇宙飛行士を移送するなど、柔軟性に富んだ使い方が可能です。

Video: Astrolab/YouTube

「FLEX」はふたりの宇宙飛行士が立って移動することもできますが、荷物を自動的に交換することもできたりして、人間が到着する前に、ある程度の規模を持つ居住地を組み立てる能力を持っています。今後作られるであろう、月面や火星基地や植民地の建設に大きく貢献しますね。

砂漠で5日間の試乗体験

「FLEX」はすでに実車が作られています。元宇宙飛行士で技師でもあるクリス・ハドフィールド氏が、デスヴァレーで5日間に渡り試乗体験をした動画をどうぞ。

Video: Astrolab/YouTube

過酷な環境下に住むことは、何かしらの方法で建材や機器類や生命維持装置、それに人間も輸送しなければなりません。そこに必要なのは、何でも運べる車両なのです。「FLEX」は、坂道を真横に移動しても、車体は水平を保ちます。荷崩れすることもないので、ASTROLABは月でのUPSやFedExといった、運送屋を目指しているのだそうです。

安くてたくさん作れば移住計画も早く実現

これまでの惑星探査機だと、すべてが特注で数十億円もしていました。ですがもっと安価で大量生産できる輸送車があれば、月や火星への移住がもっと早くに実現することでしょうね。脚だけでなく用途もフレックスな「FLEX」、今後の活躍に期待大です。

Source: YouTube (1, 2), Twitter via ASTROLAB via designboom, INTERESTING ENGINEERING