このオールラウンダーぶりで5万円はお買い得。
突然ですが、皆さんはPCのディスプレイをどんなことに使っていますか? 仕事でバリバリ使っている人もいれば、動画を見たりゲームしたりと遊びに活用している人もいると思います。
テレワークが推進されている昨今ですから、できれば仕事と遊びの垣根なくオールラウンドに活用できるといいですよねぇ。しかもお安く…って、そんなワガママな要望に応えてくれるディスプレイがあるわけ…あります!
BenQの28インチ4Kディスプレイ「EW2880U」がそれ。いつかは4K…そんなふうに考えている人も多いと思いますが、憧れの4Kディスプレイが、機能盛りだくさんで市場予想価格5万円前後というナイスプライスなんです。素晴らしいコスパで、仕事使いにも遊び使いにも、どちらにもしっかり活躍してくれますよ。
仕事モードでは4K解像度やアイケア技術が効く

仕事モードの僕は集中してディスプレイに向かいます。そんなとき、頼りになるのが「EW2880U」の解像度。なんたって4K(3,880×2,160px)ですから、小さな文字もくっきり表示してくれます。細いフォントや長文だってキリっと読める。
ディスプレイの解像度が低いと文字が滲んでしまうことがあるのですが、長時間滲んだ文字を読むのは辛いので4K解像度はとても助かります。

また、解像度の高さは写真編集でも活躍します。取材や製品レビュー時に撮影した写真はPhotoshopなどでレタッチするのですが、解像度が高いと微妙な補正もしっかりと反映してくれます。それに、解像度が高いと見ている写真もきれいなので、気分が良いですね。気分の良さは大事!

さて、仕事となると長時間ディスプレイを見ていることが当たり前になってしまうのですが(あまり良くないんだけどね…!)、「EW2880U」はアイケア技術が盛り込まれていて目に優しいのもうれしいところ。詳しく書くと…
ブライトネスインテリジェンスプラス(B.I.+):周囲の明るさと色温度を検知して、ディスプレイの設定を自動調整。眼精疲労を軽減しながら、美しい視聴体験を提供してくれる。
ブルーライト軽減:バックライトからブルーライトをカット。目が受ける疲労や刺激を効果的に軽減してくれる。
フリッカーフリー:液晶パネルのちらつきを抑え、目の疲れを軽減してくれる。
といった機能を搭載しています。

それから「EW2880U」はUSB Type-Cケーブル1本でPCとつながって、映像を表示させつつPCへの給電も行なえるのがグッド。仕事に集中したいときはデスクの上をスッキリさせたいので、これはありがたい!
遊びモードでは豊富な色表現や臨場感たっぷりのサウンドが効く

ひと仕事終えたら、今度は遊びモード。エンタメを楽しむお時間です。YouTubeやNetflix、PCゲームなど、好奇心の赴くままにコンテンツを堪能しようじゃありませんか。では「EW2880U」は、遊びモードではどういう部分が良いのか?
まず、高い色域カバー率です。シネマ向けに策定されている「DCI-P3色空間」を90%カバーし、幅広い色表現が可能。と同時に、BenQ独自の「HDRi」によって、一味違う画作りが楽しめます。「HDRi」には2つのモードがありまして…
HDRi Cinema:画像の色あせを防ぐため、コントラストとカラーパフォーマンスを向上させ、コンテンツの映像美を引き出してくれる。
HDRi Game:露出オーバーを避けるため、暗いシーンのディテールと色のグラテーションのコントラストを強調し、ゲームへの没入感と視認性を高めてくれる。
コンテンツに応じて選べます。

実際に見比べてみました。
上段左:HDRiオフ
上段右:HDRi Cinemaをオン。濃淡がはっきりしてドラマチックな色味になります。映画はもちろん、ライブ映像にもいいですよ。
下段左:HDRi Gameをオン。通常のHDRだと白飛びや黒つぶれしてしまいそうなところを明るさのバランス調整で抑えているとのことで、ディテールをチェックしたいときによいです。ゲームだけでなく、やたらと暗い映画を見るときにもオススメ。
下段右:通常のHDRをオン。いわゆるHDRな感じで濃淡が強調されます。HDRiとはキャラクターが異なるので、お好みでチョイスしてください。
絵柄によっても印象が違うので、実機を触る機会があったらぜひ試してみてほしいです。切り替えはベゼル右下のボタンからワンタッチで行なえますよ。

そしてこれは思いがけずうれしかった部分ですが、本体の下部に内蔵されたスピーカーがかなり良い音してます。3W×2基の「treVoloオーディオシステム」を搭載していて、別途スピーカーを用意しなくても映画やゲームが臨場感たっぷり。サウンドモードも5つ用意されています。スピーカーを置くとデスクの上が狭くなるので、これは非常に良い仕事!

もういっちょ、PCディスプレイとしては珍しいアイテムがあります。それがこのリモコンです。
電源、音量、音質設定、画質設定など、本来ならディスプレイのボタンをカチカチして操作する諸々の設定が、リモコンで操作できるんです。あの本体ボタンのカチカチ操作、なにげに面倒なのでこれはうれしい。もはやテレビのごとき使い心地。
これで市場予想価格5万円前後だからなぁ。4K、HDRi、内蔵スピーカー、便利リモコンなどなど。独自要素を備えておきながらこの価格、満足度高しと言わざるを得ないぜ。
もっと大画面のオールラウンダーが良い? そんな人には37.5インチをドーン!
個人的には28インチでも広々と感じるのですが、ウィンドウをたくさん出したり、映画などをさらに臨場感たっぷりに楽しみたいなら、もっと大きなディスプレイが欲しくなる気持ち、さもありなん。

そんなときはさらに大画面なモデル「EW3880R」もオススメ。その圧倒感は、もはやコックピットのごとし。
基本的な仕様は「EW2880U」と共通しているので、こちらも仕事モードと遊びモードの垣根なく使えるオールラウンダーです。
スペックは、37.5インチの湾曲ウルトラワイドで解像度はWQHD+(3,840×1,600px)。こちらのスピーカーはサブウーファーを搭載した2.1ch(3W×2+8Wウーファー)仕様で、重低音が醸し出す臨場感が楽しめます。さらに、「EW3880R」には「EW2880U」にない面白い機能も備わっています。

それがこちら。2台のPCや、PCとゲーム機など、2つのハードウェアの画面を別々に表示させることができるんですよ。上の写真は3つのモードを切り替えたところ。
上段左:2台のPCの画面を1:1で表示
上段右:2台のPCの画面を2:1で表示
下段左:1台の画面を右上に小さく表示。大きさは大中小(写真は中を選択)、位置は上下左右が選べます
MacとWindowsを併用している人にも便利ですね、これ。「EW3880R」の市場予想価格は13万円前後です。
高画質と高コスパを両立させた「EW2880U」。圧倒的なサイズ感を誇る「EW3880R」。どちらを選んでも幸せになれることは保証しましょう。さぁ、あなたはどっちのオールラウンダーを選びますか?
Photo: 小原啓樹
Source: BenQ