慢性的なしゃっくりから脳腫瘍が発覚した男性の話

  • Twitter
  • Facebook
  • LINE
  • はてな
  • クリップボードにコピー
  • ×
  • …
慢性的なしゃっくりから脳腫瘍が発覚した男性の話
Photo: Miguel Medina/AFP (Getty Images)

一応、稀なケースであるとのこと。

慢性的なしゃっくりから思わぬ疾患が発見されることもあると、インドの医師らによる最新のレポートが公開されました。

数ヶ月止まらなかったしゃっくり

4ヶ月のあいだ、なかなか止まらないしゃっくりに悩まされていたというある若い男性。しばらくのあいだは元気に過ごしていたものの、やがて激しい頭痛や嘔吐に見舞われることに。

当初の診察では問題ないと思われていたのですが、脳スキャンによりびまん性脳幹部グリオーマとよばれる腫瘍、さらに軽度の水頭症(脳内に過剰な水分が溜まり、大脳が圧迫される症状)が見つかったといいます。

じつは、しゃっくりと脳腫瘍の関連性を示す症例はこれまでにも報告されていて、そうしたケースでは腫瘍が横隔神経を何らかの形で刺激するのではないかと考えられているのだそう。

今回の例では、しゃっくり以外には数ヶ月の間なんの症状もなかったのが珍しいと医師はいいます。男性患者には脳外科手術と放射線療法が施され、特に放射線治療から約1ヶ月が経つ頃にはしゃっくりがだいぶおさまったとのこと。

どんなしゃっくりに注意すべき...?

もともと"横隔膜のけいれん"ともいわれるしゃっくりは、早食いをしたり、炭酸飲料を飲んだりしたあとのほか、特定の服薬、ストレスなどが原因で起きるとされています。ただ、今回の医師によれば、多くのしゃっくりは短期的で、問題ないはずであるとのこと。ただ、長引くようであれば、神経障害などの深刻な疾患である可能性もあるので注意が必要です。

では、実際にしゃっくりが慢性的に長引くことはよくあるのかというと、そうでもないそうです。また、しゃっくりから脳腫瘍が発覚することはもっと稀なことだとか。

脳以外のがんも含め、進行したがん患者に見られることは少なくないですが、それもがんによるものというよりは治療が原因となることが多いとされています。その他、慢性しゃっくりの原因としてはヘルニア胃食道逆流症(GERD)手術後の合併症などがあります。

もし、身近で慢性的なしゃっくりに悩まされているという人がいたら早めに医師に相談を。