スマホで撮れない、撮りにくい写真や動画をおまかせしたくなります。ただし望遠以外。
レンズユニット交換型という独特のアプローチで、高画質アクションカムと360度全天球カメラという2つの個性を1つのシステムで運用できるInsta360 ONE Rがアップデート。「Insta360 ONE RS」という名前となってデビューしました。ところでRSってどんな意味が含まれてるんだろう? ポルシェのRSはRennsportの略語だけど。
コア、4Kユニット、バッテリーが進化しました

ルックスは旧モデルと大きくは変わりません。下部にバッテリーユニットがあり、その上にカメラユニットとコアユニットが載るスタイリング。しかし、性能は大きく変わりました。
まずコアユニットことONE RSコア。内蔵されているプロセッサが刷新、つまり処理速度が高まったのでしょう。Insta360 ONE RS本体内でのFlowState手ブレ補正が可能となりました。アプリ側でポストプロダクションしなくて済むというのは大きな進歩です。またWi-Fi転送速度が50パーセントUP。マイク音質も向上しディスプレイ側には特定のセッティングが呼び出せるクイックメニューと、録画中にも使えるズームのタッチ部が備わります。
セット販売される4Kブーストレンズはセンサーサイズが1/2インチに拡大し、画素数も4,800万画素にアップ。HDR撮影もカバーしますし、高解像化を生かした アスペクト比2.35:1の6K動画撮影も可能となりました。
バッテリー容量も21パーセント増量です。神かな?
手ぶれ補正のためのレンダリングが不要ってのマジですばらしい
スマホにしてもアクションカムにしても、公式動画に見る手ぶれ補正力ってなんかチートかかってんじゃないの?と思うことがあります。皆さんもカメラを何気なく手に持って、何気なく歩きながら撮ると、やっぱりブレが多いじゃないのと感じることありませんか?
でもInsta360 ONE RSは補正力はいい感じ。サンプル機をお借りしたのでさくっと撮ってみましたが、上下のゆらぎを完全に抑えられているわけではないものの、かなり気にならないほどの補正力を実現しているのです。
手ぶれ補正を効かせるためにスマホやPC側のアプリでレンダリングし直すのではなく、Insta360 ONE RSの本体内で処理しちゃっているのが凄い。動画のデータ転送速度も確かに高まり快適になりましたし、日常を撮ってSNSでシェアするためのカメラはコレでいいんじゃないかってマジで思えてきます。
Source: Insta360