今度は知的商材をちゃんと売買するようです。
2000年代に世界を席巻した、P2Pファイル交換サービス「LimeWire」。かつては流行りのMP3などのダウンロードに使われ、著作権を侵害しているして裁判所の差し止め命令が下り、2010年にサービスが停止になりました。
ですががなんと、今年5月にNFTのマーケットプレイスとして復活を遂げることが分かりました。
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— LimeWire (@limewire) March 9, 2022
アートとエンタメのお宝が発掘できそう
この復活の立役者は、2021年に「LimeWire」の命名権を取得した、オーストラリアの起業家ジュリアンとポール・ツェートマイヤー兄弟。これからはアートとエンタメに特化した画像、動画、音楽系NFTの売買を行い、コンサートなどの販促品や限定品のグッズ、未公開のデモ音源などデジタル商材の販売も手掛けるのだそうです。
通貨はイーサリアムやビットコインなどの暗号通貨ではなく、米ドルで「LMWR」というトークンを購入することになるとのこと。また著名なミュージシャンたちも参加するので、ローンチを盛り上げてくれることでしょうね。
待機リストに登録してみよう
サービス開始前の現在は待機リストに登録できるようになっており、1万人にNFTが贈呈されます。しかし先着順とはちょっと違い、どれだけ友人知人に紹介したかで、リスト上位に浮上するネズミ講のようなシステムが採られています。
クリエイターも登録できるので、すでにNFTアートを制作している人たちは試してみても良いかもしれませんね。暗号通貨のウォレットやスキルは必要なく、使い方のハードルは低いということです。
昔のイメージは払拭できる?
かつては海賊版音楽ファイルの交換を、ユーザー同士に許していた「LimeWire」。昔の印象が良い人たち、もしくは過去の隆盛を知らない世代は登録するかもしれませんね。今後どんな盛り上がりを見せるのか気になるところですが、いずれは同じP2Pサービスの「Kazaa」なんかも復活するでしょうか?