まるでゲーム画面! NBAの新カメラ技術を体験せよ

  • 11,728

  • author Phillip Tracy - Gizmodo US
  • [原文]
  • 塚本直樹
  • Twitter
  • Facebook
  • LINE
  • はてな
  • クリップボードにコピー
  • ×
  • …
まるでゲーム画面! NBAの新カメラ技術を体験せよ
Image: NBA via Twitter

PS5かと思いました

「不気味の谷」という言葉は、まさにこの技術のためにあるのかもしれません。NBA(全米バスケットボール協会)のブルックリン・ネッツ VS ダラス・マーベリックスの試合にてESPNが採用したボリュメトリックビデオは、人間のプレーヤーをビデオゲームのキャラクターのように変えてしまったのです。下の動画では、新しい映像技術「CourtView」の凄さを体験することができます。

100台以上のカメラを駆使

キヤノンの映像技術「フリービューポイント(Free-Viewpoint)」によって実現したCourtViewでは、コート周辺に設置された100台以上のデータキャプチャーカメラから映像を取り込み、プレーヤーの動きを追跡します。そしてそれらを組み合わせてリアルタイムの3Dモデルを作成し、ビデオゲーム『NBA2K22』のように選手を描写できるのです。この多次元映像技術により、放送局はコートのあらゆる角度からのリプレイ、ハイライト、リアルタイムのプレーを放送することが可能です。

この新放送技術では独自の制作チームとコメンテーターを利用し、ブルックリンのバークレイズセンターから収録された実際の音声を合成して、よりリアルなものへと仕上げています。そして完成した映像は、奇妙な歪みやギザギザのエッジ、平坦で生気のない観客など、10年前のビデオゲームのようなものでした。

まだまだ進化の余地はあり

この新技術に対する反応は、少なくともSNSを見る限りあまり良くはありません。その理由は、不気味の谷とも呼ばれる混乱や不快感によるものです。しかし、試合を3Dで見られることに価値を見出している人もいます。とあるTwitterユーザーは、「CourtViewでは選手の間隔をより的確に把握できます」とも評価しています。

不気味の谷がそうであったように、この技術は伝統的な実写映像を補完するものとして、熱心なスポーツファンに受け入れられることでしょう。しかし、より多くの人に受け入れてもらうためには、まだいくつかの技術的なハードルを超える必要があるようです。