バックパックにも3D印刷の波が来そう。
環境に配慮したアウトドア用品を作るドイツのVAUDEが、プラスチック企業OECHSLERとコラボし、世界初のポリウレタンを使った100%再利用可能なバックパック「Novum 3D」を作りました。
3D印刷された背中のハニカム構造クッションはバネのように機能し、背中の部位に合わせた柔らかさで通気性もバッチリなデザイン。加えて防水なうえ、縫合をしないので縫い目から水が染み込む心配もありません。
蜂の巣は自然界最強のデザイン
ハニカム構造は自然界で最も強く、安定性のある形状のひとつ。アウトドア用品を作るなら、そこに倣うのは必然って感じですね。隙間だらけなので素材は最小限で済み、軽量化と通気性にも大きく貢献できると良いこと尽くめです。

単一の素材=モノマテリアル構造
VAUDEいわく、もしも繊維でこうしたギアを作ると、複数の素材を使うので再利用が大変になってしまうとのこと。ですがすべてを単一の素材にすれば、再利用はカンタン! というロジックなのだそうです。用済みになったら、丸ごとポイっと粉砕機に突っ込めば良いですし、高熱で固めてブロックなどにしても良いでしょう。
まだコンセプトの段階ですが、大自然を楽しむ人ほどサスティナブルなアイテムを持つよう意識したいですね。