ついに実用化なるか?電波じゃなくて照明の光で繋がる通信技術「LiFi」

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ついに実用化なるか?電波じゃなくて照明の光で繋がる通信技術「LiFi」
Photo: Carlos Zahumenszky / Gizmodo US

Wi-FiならぬLiFi。

LiFi(ライファイ)」とは、「Light Fidelity」のことで、WiFiよりもずっと速い、LEDを使用した光無線通信技術のことです。

このLiFi技術については昔から存在していたものの、なかなか実用化に至らぬまま2022年になったわけですが、ついにpureLiFi社のような専門企業が頑張って、この新しい無線通信技術を家庭に普及させにきたぞ…ってところまできました。

電波じゃなくって光を使う無線技術

そもそもLiFiとはなんぞやという話をまずしますと、Wi-Fiは電波を利用しますが、Li-Fiは可視光を利用する無線通信です。例えば、電球は光の一部を赤外線で放射していますが、LiFi技術はその目に見えない光を利用してデータを転送するというもので、超高速で切り替わるLED電球の赤外線波や紫外線波の光スペクトルを利用します。

LiFiはその性質上、通常のWiFi通信の置き換えを想定したものではありません。光が壁を通過することができないので、電球をすべて交換しない限り、LiFiだけで家全体をカバーするのは難しそうです。街灯など、既存の電球にLiFiを搭載することで、無線接続をサポートするための技術という位置づけです。

また、信号を受信する機器が光の届く範囲にいないとデータの受信ができないため、安全性が高い(傍受されにくい)ことも特徴です。今の問題はどの端末がLiFiで接続できるのかというところですが、TOPの写真のような小型コンポーネントを搭載した機器であれば接続に可能になります(が、普及はこれから)。

実際の製品はこれから

LiFi接続モジュールは、タブレット、スマートフォン、テレビなど、あらゆる機器の一部として搭載することが可能です。今回、Mobile World CongressのpureLiFiのブースでは、従来のスマートフォンにこのモジュールを搭載したケースをつけて、テレビに別の受信機を接続するテストが行われていました。

どちらも使えるようにするためには、エミッターとして機能する小さな回路を搭載した電球を装着したスタンドライトからLiFi信号を発する光の範囲内にいる必要があります。スマートフォン等は、通常のWi-Fiとまったく同じようにLiFiネットワークを解釈するので、接続には特別なソフトウェアは不要。ネットワークの接続画面からどのネットワークに接続するか選ぶだけです。同時に複数のネットワークに接続する場合は、スマホ自体が常に電波状態のよいものを選択します。

pureLiFi社としては、LiFi搭載デバイスを一般消費者に販売するのではなく、他のモバイルメーカー等にコンポーネントを販売し、メーカーの機器に組み込んでもらうことを目指しています。レシーバーもエミッターも、光を通すもの(ディスプレイやガラスバックなど)であれば、部品を搭載することができます。システム的には商用化まできましたね。