あったらいいなが、現実に。
先日のApple(アップル)イベントにて怒涛の勢いで登場した、M1 Ultraを搭載した「Mac Studio」や純正ディスプレイの「Studio Display」。しかし、海外DIY愛好家のconnor55さんが作り上げたのは、オールドMac「iMac G4」にMac miniの「M1チップ」搭載マザーボードを組み込んだ、レトロなのにパワフルな夢のようなマシンなのです。
In celebration of Steve Job’s life and his inspiration to many, I wanted to show a passion project I’ve been working on that I think Steve would be proud of. Something that wasn’t possible 20 years ago but is now.
— Colby Sheets (@ColbySheets) October 5, 2021
Hello, iMac G4 with an M1 chip. pic.twitter.com/q6zUpyFrwu
おさらいすると、iMac G4はPowerPCプロセッサと最大256GB SDRAM、最大80GBストレージを搭載し、2002年1月に発売されました。近未来的な外観、特徴的なフォルム、ステンレス製のアームは、実に革新的なデザインといえるでしょう。
自分でチャレンジすることもできる!
MacRumorsのフォームには細かい解説付きの手順が投稿されており、興味がある方は自分でチャレンジしてみることもできます。ざっと解説すると、今回の改造ではiMac G4をくり抜いて、Mac miniのマザーボードをベース部分にはめ込んでいます。Mac miniのマザーボードはMac miniのハードディスクよりも小さいので、このような荒業が可能だったそう。
またiMac G4の電源ボタンやディスクドライブはそのまま機能しており、1024×768ドットのディスプレイも問題なく動作。さらにFireWire 400とVGAの外部ポートはUSB-C、HDMI、USB-Aポート x 3個、SDカードリーダー、イーサネットポート、イヤホンジャックなどに変更されており、BluetoothやWi-Fiも問題なく利用できます。
M1 Mac miniの3本のアンテナはベース上部の通気孔横に配置しました。しかしWi-Fiの電波は非常に弱く、レンジエクステンダーを利用。これにより、100Mbps以上の通信速度を確保しています。またBluetoothは本体のすぐ側でしか使えないのであまり役立ちませんが、キーボードとマウスは十分に使えます。
と、connor55は語っています。
以前にはcolbyjohn94さんという別のユーザーによっても、M1 Mac miniが移植されていたiMac G4。今後も、さらなるハードウェアハッキングのベースマシンとして活躍することになりそうです。