金目当ての詐欺だった? 暗殺依頼ダークウェブの運営者がルーマニアで捕まる

  • author Lucas Ropek - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岩田リョウコ
金目当ての詐欺だった? 暗殺依頼ダークウェブの運営者がルーマニアで捕まる
Image: Shutterstock.com

私たちは明るいウェブの世界で生きてたんだなぁ…。

ダークウェブは普通のウェブとは違って検索ではヒットはしませんし、普通のブラウザで閲覧することはできません。なので、非合法な情報、麻薬取引、そして殺人依頼などのやり取りがされている超危険な場所です。そんなダークウェブで、安値で暗殺を請け負うサイトを運営していた5人が逮捕されました。

そんなにカジュアルに殺人依頼するの?

ルーマニアの犯罪・テロ組織調査総局(DIICOT)が逮捕した5人は、殺し屋を派遣するサービスサイト「Besa Mafia(ベサ・マフィア)」を運営していました。うたい文句は「No.1ヒットマン・マーケットプレイス」。軽すぎて笑っちゃいますが、こんな風に軽く犯罪や殺人が依頼できてしまうダークウェブって怖いです。

とはいえ、専門家によると、ダークウェブにあるほとんどの殺し屋請負サイトは詐欺なんだそう。殺人を依頼したいと思っている人たちは、デリバリーピザのように簡単に殺し屋をオーダーできると思っているのも大きな間違いなんですが、ベサ・マフィアのサイトも実は本当に殺し屋を派遣していたわけではなく、そういう人たちからお金を巻き上げる詐欺が目的だったわけです。

ベサ・マフィアのサイトには、「誰かを殺したい、もしくはボコボコにしたいなら、われわれにお任せください。アメリカ全土、カナダ、ヨーロッパにプロの殺し屋要員がいるので、簡単に連絡し、雇うことができます」と書いてあったそうです。詐欺の中でもこれは殺人依頼なので、かなりの大きなお金を詐取していたと思われます。相場はビットコインでだいたい5,000ドルから2万ドル(約62万円〜250万円)相当ほど。でも、オーダーした人は相当数いたようです。

結局このサイトは詐欺で殺し屋を送ることはなかったのですが、オーダーリストが流出し、それを分析した専門家によると、オーダーした人の中には殺人罪で逮捕されている人もいて、逆に殺してほしい相手として名前が挙がっている人物のうち数人は実際に殺されていたそうです。ベサ・マフィアではなく、おそらく他のサービス、もしくは自分で殺したっていうことでしょうね。なんとも恐ろしい…。

    あわせて読みたい