シュールなイラストが味わい深い。
シンガポールの革製品ブランドTocco Toscanoが、シンガポール航空とコラボレーションを行い、使われなくなった救命胴衣と安全ベルトをアップサイクルした「TOS x SIA」限定コレクションを作っています。
6種類の財布や小物入れが生まれる
1枚の救命胴衣からは携帯電話入れや財布やコースターなど、6種類のユニークかつオシャレなアイテムが作られます。どれも派手な黄色地に、使い方が描かれたイラストがそのまま活かされています。SDGs的にも良いアイディアですね。

ラインナップはコースター、ポーチ、膨らませる際に引っ張る留具が付いたクラッチバッグ、長財布、折り財布、そして携帯電話入れ。安全ベルトはストラップとして生まれ変わり、バッグ類に合体させられます。その際はバックルが着脱できるよう、本来の機能が残されているのがミソです。
救命胴衣と合わせて使われているのが、廃棄されるリンゴを使ったアップルレザー。植物由来のヴィーガンレザーで、こちらもゴミにならずアップサイクルされています。
欲しい物は残っているかな?
現在は売り切れているものもありますが、ポーチが83ドル(約1万600円)、クラッチバッグが167ドル(約2万1400円)、電話入れが158ドル(約2万200円)といった価格帯で、バッグ5点セットが543ドル(約6万9600円)というのもあります。飛行機が引退しないと素材が入荷できないので、もし欲しいアイテムがなければしばらく待つことになりそうです。
以前には、ANAのファーストクラスで使われたシートが競売に出されたりしましたが、旅好きのためにもこうしたグッズが増えるとうれしいですね。
Source: YouTube, Instagram via Tocco Toscano via AXIS Web Magazine