次世代の花粉症対策となるか? 抗ヒスタミン剤入りコンタクトレンズ

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次世代の花粉症対策となるか? 抗ヒスタミン剤入りコンタクトレンズ
Image: shutterstock.com

目かゆいし鼻つまるし…、ガブンジョウヅダイ!

春の陽気を感じる心踊る季節になると、世界中で多くの人を苦しめるのが花粉症。いろんな企業が薬やら食生活やら研究しているのに、変わらず人類の強敵であり続ける花粉症、厄介すぎ…。

しかし、人類はめげない、戦い続ける!てことで、アメリカ食品医薬品局(FDA)が新たに認可したのは、世界初となる抗ヒスタミン剤入りのコンタクトレンズ。花粉症の敵であるはずのコンタクトを味方につける作戦です。

視力矯正+花粉症対策で一挙両得

抗ヒスタミン剤はアレルギー性鼻炎や蕁麻疹などに効くお薬。もちろん目のかゆみにも目薬として利用されます。今回FDA認可を受けたジョンソン・エンド・ジョンソン開発の「Acuvue Theravision with Ketotifen」は、目薬をさすのではなく、直にコンタクトに抗ヒスタミン剤(ケトチフェンフ)が配合されています。装着後3分ほどで効力を発揮し、効き目は最大12時間。花粉症対策として度なしで使うも良し、通常のレンズの代わりに度あり+アレルギー対策の2役として使うも良し。

ちなみに、日本では「ワンデー アキュビュー® セラビジョン® アレルケア®」としてすでに販売がスタートしているので、もう使っている!という人もいるかもしれません。

ジョンソン・エンド・ジョンソン ヴィジョンケアのBrian Pall氏は、プレスリリースにてこうコメントしています。「この新レンズがあれば、レンズ利用を諦めなくてもいいかもしれません。目薬なしでアレルギー性の痒みを最大12時間抑えることができる上に、視力矯正もかなうのですから」

薬入りコンタクトレンズは、いちいち目薬を注すよりも一貫して投薬できるし、針などを用いる治療よりも気軽という利点から長年研究されてきました。一方で、本来のコンタクトとしての役割をキープしたまま、適切な薬量・素材をミックスさせることが難しく、完成するまで長い時間を要しました。Wiredの報道によれば、競合他社も治療型レンズ(緑内障など)を開発中だといいます。

今回、ジョンソン・エンド・ジョンソンのレンズがFDA承認されたことによって、これからの業界全体での飛躍に期待がかかります。

Source: Johnson & Johnson