Fitbitのスマートウォッチに、新方式の心臓モニタリング機能が採用される

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  • author Phillip Tracy - Gizmodo US
  • [原文]
  • 塚本直樹
Fitbitのスマートウォッチに、新方式の心臓モニタリング機能が採用される
Image: Victoria Song - Gizmodo US

そういえば、グーグル傘下でしたね。

Google(グーグル)は米国時間4月12日、一部のFitbitブランドのスマートウォッチやフィットネストラッカー向けとして、装着者の心房細動(AFib)検出アルゴリズムが米国食品医薬品局(FDA)から認可されたと発表しました。

長時間の心拍数スキャンで正確な検出が可能に

最近のスマートウォッチの一部では、心電図から不整脈や脳卒中の兆候である心房細動を検出するための、電子センサーが搭載されています。しかし、手動でのスキャンでは、検査していないタイミングでの兆候を見逃してしまう可能性があります。Fitbitの心房細動の検出では、より効率的に不整脈が検出できるグーグルによる新たなアプローチが採用されているのです。

現在のスポット的なチェックとは異なり、グーグルとFitbitによる新機能では、ユーザーがじっとしているかあるいは眠っている間に、心拍数を受動的にスキャンする光電式(PPG)アルゴリズムによって心房細動をチェックします。心房細動は散発的に起きるので、夜中にスキャンすることで発見の確率が高められるのです。実際に心電図検査はそのときの心臓の状態しか検出できないので、医師は患者に対して数日間の心拍数モニターの装着を求めることがあります。

実際のFitbitのアルゴリズムでは、心臓の鼓動に伴って細い血管の血液量の変化を検出することにより機能します。そして心臓のリズムが検出アルゴリズムによってスキャンされ、心房細動を検出するのです。なお、Apple(アップル)のスマートウォッチも同様の機能をサポートしています。

スマートウォッチによる心房細動の検出の有効性を判断するため、Fitbitは2020年に45万4599人による5カ月のモニタリングを実施し、従来のECGパッチモニターと比較してPPG検出アルゴリズムでは心房細動を98%の確率で正しく検出できたと発表しました。この研究報告の詳細は、米国心臓協会のウェブサイトで閲覧することができます。

ハーバード大学医学部准教授かつボストンMIT総合病院の循環器内科医でもあるSteven A. Lubitz氏は、「これらの結果は、ウェアラブルデバイスによる心房細動が高い信頼度を有することを示しています」と述べています。「多くの消費者がウェアラブルデバイスを使用する中、われわれが研究したアルゴリズムが広く活用され、隠れていた心房細動が見つかり、障害につながる脳卒中などの合併症を起こす前に、患者がケアを受けられる可能性があります」。

FitbitによるPPGベースのアルゴリズムは「さまざまな心拍数検出可能なデバイス」にて、まもなくリリースされる予定です。この機能は医者の診断に取って代わるものではありませんが、潜在的なリスクを警告し、早期発見につながる可能性があります。

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