手軽さが進化している。
そろそろ春めいてきましたが、みなさん体調など崩していないでしょうか。季節の変わり目は、気をつけてくださいね。
これからの季節、気温が上がってきます。そして7月くらいになると夏本番。室内でエアコンをかけていても暑い季節になります。猛暑って感じですよね。
そんな暑い季節を乗り越えるために近年注目されているのが「冷感ガジェット」。体を直接冷やすことで、暑さをしのぐガジェットです。
ソニーの「REON POCKET」もそのうちのひとつ。こちらは首筋に取り付けるタイプのウェアラブルサーモデバイス。昨年もレビューしていますが、今回は最新モデルである「REON POCKET 3」を試してみたいと思います。
デザインは前モデルと同じ。ネックバンドはより頑丈に


まずは本体をチェック。手のひらサイズのデバイスとなっています。裏面にあるステンレススチールの部分がヒンヤリします(ちなみに温かくもなる温冷仕様なので、冬場も活躍します)。

側面には電源ボタンと充電用のUSB-C端子があります。USB-C端子があります。
外観については、ほぼ前モデルと同じ。ちょっと変わっているのが、ネックバンドです。

このネックバンドは別売りなんですが、これがあると首に装着しやすくなります。前バージョンと比べると、首にかけるバンド部分が少しがっしりした印象。前バージョンは平べったいきしめんみたいな形状でしたが、それに比べて少し太くなっています。ヒンジの部分も強度が増しているようです。



使い方は簡単。ネックバンドに本体をセットして、首にかけるだけ。このネックバンドが目立っていやだなという場合は、専用ポケットのついたシャツも販売されていますので、そちらを使いましょう。
機能的には大幅アップデート
さて、REON POCKET 3が前モデルと大きく違うのは2点。まずは駆動時間が最大約2倍、吸熱量が最大約1.5倍になっています。ヒンヤリしてても、時間が短かったらあまり意味がないですから、駆動時間の長さが伸びたのはうれしいですね。前モデルの駆動時間は1時間だったので、2時間駆動できるようです。また、吸熱量がアップしたことで、冷却効果アップが期待できます。なお、これはUSB給電での使用時に限ります。

そしてもうひとつが、新しいスマート機能の搭載。「SMART COOL MODE」は、本体に搭載されたセンサーで冷温部の状態や使用者の行動を感知し、周囲の温度変化に対して冷却レベルを自動で調整するというもの。あらかじめ冷却レベルを設定しておくと、自分の動きや周囲の温度に合わせて冷却レベルを維持してくれるんです。

「AUTO START/STOP」は、冷温部の状態や使用者の装着・脱着動作を感知して、自動でオン・オフしてくれるという機能。前モデルまでは、スマホのアプリで電源のオン・オフをする必要がありました。しかし、「REON POCKET 3」ならその必要がなくなり、首に着けるだけで自動的に電源がオンになり、外せばオフになります。これ、とっても便利。いちいちスマホのアプリを開かなくてもいいっていうのは、快適です。
首筋ヒンヤリだけど体全体が冷えるわけじゃない
実際使ってみると、前モデルよりも頻繁にファンが回ったり止まったりしているのがわかります。ずっと冷えっぱなしよりはバッテリーが長持ちしますし、冷たさも感じやすくなります。
ネックバンドも前モデルよりも装着感アップ。ただ締め付け感が結構あるので、気になる場合は首周りにタオル1枚入れたりとか、そういう工夫は必要かもしれません。
ただ、体全体が冷えるという感覚はありません。あくまもで首筋が冷たくなる感じです。猛暑の屋外では、それほど効果はないかも。また、ファンの音は結構聞こえます。耳に近いところにあるから余計そう感じるのかも。でも耳障りという感じはしないので、慣れれば問題ないでしょう。
でも首がピンポイントで冷たいのは、なんだか気持ちいい。室内でほかの冷房器具と併用することで、電気代節約になるのではないでしょうか。
まだ夏本番までは時間がありますが、今年の夏は室内ではエアコンと扇風機+「REON POCKET 3」で、効率よく涼しくなりましょう!
Source: ソニー
2022年4月21日13:15:製品名の表記を改めました。