Twitter取締役にイーロン・マスク。そうなるとトランプ復活もあるの?

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Twitter取締役にイーロン・マスク。そうなるとトランプ復活もあるの?

全然パッシブじゃないわぁああ…

Twitter(ツイッター)の株式の9.2%を買って「筆頭株主になったけど経営には口出ししません!パッシブな株式です!」と4月4日に米証券取引委員会(SEC)に届け出たイーロン・マスクが、なんと同社の取締役に就任することが明らかになりました。

何がどうなってこうなったのか、もう一度、流れを整理してみましょう。

タイムライン

イーロンがTwitterの株式を買ったのは4日ではなく、もっと前です。持ち株比率が5%に達した時点で大量保有報告書の提出が必要になるわけですが、届け出には申請事由発生日は3月14日とあるので、それ以前に買い集めていたと考えられます。

申請書種別は13G。「パッシブ株式」として届け出られているので、最初はみな経営にはノータッチという理解でした。もしアクティビスト投資家として経営に携わるのであれば、13Dの届け出をして、どのような方針で変革を進めるのか仔細に記入して、ほかの株主にも周知を図る必要があるからです。

ところがTwitterはもうその日のうちに取締役指名の届け出もしているのです。原本はココ。日付は同じ4日になっています。

CEOは全力歓迎

パラグ・アグラヴァルCEOは翌5日の朝イチに次のように指名の意向を発表しました。

今日はうれしいニュース。@elonmuskを当社の取締役に指名することになりました!イーロンとは何週間か前から話し合いを詰めてきましたが、きっと役員会にいい風をもたらしてくれる存在です。


当社のサービスを信じるパッションと同時に、厳しい批判の目を向ける感覚も兼ね備えており、これこそが長期的成長の原動力であり、今の@Twitterと役員会に必要なものなのではないかと考えます。心から歓迎します、イーロン!

イーロンはCEO交代に不満だった

イーロンが持ち株の買い占めを考えたのは、友人ジャック・ドーシーが昨年11月29日にTwitter CEOを辞めた直後だと報じられています。

ジャックはTwitterとBlock(元Square)のCEOを兼務しながら「暗号通貨をアフリカに!」と2019年暮れにアフリカ移住を宣言。それに目をつけたのがアクティビスト投資家のヘッジファンドのエリオット・マネジメントで、いきなりTwitterの株式の9%を買ってジャックに辞任要求を突き付けてきたのでした。

イーロンはエリオットに歯向かうように「CEOは@Jackのままがいい。だって♡がいいんだもん」とツイートで援護射撃。 コロナで移住は取りやめになって、2020年3月にはエリオットに取締役のポストを用意することで事態はひとまず収束したのですが、エリオットは昨年6月に取締役の座を去ってからもCEO交代の準備を着々と進め、ついには11月の辞任劇と相成ったのです。

イーロンの投資は金曜終値で29億8000万ドルですので、金額的にはエリオットへの倍返し。以上の背景をわかって見ている人たちの目には、イーロン歓迎の言葉もこんな風に見えるようですよ?

するとジャックからは「パラグとイーロンならいいチームになるね」と祝福の言葉が流れてきました。やさしいなあ…。

で、編集ボタンくるの?

筆頭株主になったイーロンはというと、「編集ボタン欲しい?」とアンケートをとったりして、まるで水を得た魚のよう。

編集ボタンについては、ジャック・ドーシーも反対の立場だったけど(リツイで拡散してから直されると意味内容が変わってしまうから)、集計結果を見ると賛成が多数派ですね。さてどうなることやら。

トランプもくるの?

「言論の自由」を旗印に掲げるイーロンが取締役になれば、イーロンよりTwitterが大好きなあの方も戻ってこられるのではないかとの期待と警戒感も高まっています。

どうなることやら…。