生きてる間にシンギュラリティが起こるのかも。
先日AlphaGoで知られるDeepMindが新たなAIシステムGatoを発表しました。
Gatoは、マルチタスク、マルチモーダルとして機能し、画像のキャプションをつける・ロボットアームのブロック積み、ボタン操作などを文脈に基づいて行うことができるそうです。
現在のAIは特定のタスクに特化しているのが主流。今後AIが汎用人工知能AGI(GAI)への進化ができるのかできないのか人によって主張は違いますが、注目されるポイントです。
人間は、自らの経験を元に総合的に考え問題解決を行えるものですが、こういった柔軟性を持つ人工知能のことを汎用人工知能といい、実現が待たれています。
汎用人工知能は、プログラムされた機能だけでなく自ら学習をすることができ、人間がついていけないスピードで発展するシンギュラリティ(技術的特異点)への道を開く可能性があるんですけど、そんな中、DeepMindのリサーチディレクターNando氏は、スケーリングの課題をクリアできれば汎用人工知能を実現できるとツイートしています。
Solving these scaling challenges is what will deliver AGI. Research focused on these problems, eg S4 for greater memory, is needed. Philosophy about symbols isn’t. Symbols are tools in the world and big nets have no issue creating them and manipulating them 2/n
— Nando de Freitas 🏳️🌈 (@NandoDF) May 14, 2022
思ったよりも早く熱い展開がやってくるのかもしれません。
コンテンツ制作に関係する人工知能だと、OpenAIのGPT-3で文章生成を触ったことがありますが、文脈無視の文章が生成されたり、そこ要約しなくていいのにっていう機械っぽい動きがかわいらしい感じです。だけど、AIの進化スピードが上がれば、それっぽい文章はさくっと作れてしまいそうだなと思います。
10年後には人間とロボットが共存する世界になるかもしれませんね。