これならお外でも仕事ができますねぇ…!
アウトドアや災害時に活躍するのが、ソーラーパネル。充電器やモバイルバッテリーでおなじみのAnkerからは、最大100W出力に対応したパワフルなソーラーチャージャー「Anker PowerSolar 3-Port 100W」が発売しています。
にしても、こういうソーラーパネルってどれくらい発電できるんでしょう? 使い勝手は? ちょいとそこらの河川敷で検証してみました。天気は5月あたまにしては良好、ソーラー日和です。
ソーラーってカッコいいね

こちらが「Anker PowerSolar 3-Port 100W」。収納時は持ち手付きの薄型デザインになり可搬性も優秀ですが、展開するとかなり大きいですね。スタンド付きで広げやすかった。重量は約5Kg。

発電効率は最大23.5%。防水性や耐久性に優れたETFE素材を採用してます。

ソーラーパネルは太陽に対する角度も重要。それを調整するため、パネル中央に角度合わせのためのマーカーが付いています。マーカー中央の赤丸の中に影が入るのがベストな位置なわけですね。非常にわかりやすい。ソーラー初心者でも安心です。

背面にはポート類が配されています。左側のアダプターは同梱のXT60ケーブルを差す穴で、Ankerのポータブル電源への接続が可能。ポタ電をソーラー充電しておけば、暗くなっても電気が使えて効率的ですね。
どれくらい出力が出るのか、テスターで測定
さて、では「Anker PowerSolar 3-Port 100W」からどれくらい出力が出るのか、USBテスターを使って測ってみましょう。背面のUSB Type-Cから16インチMacBook Proに直差ししてみます。
約5V1.8A。出力は8.91Wですね。テスターを端子部分に直差しした場合は、約5V2.8Aと出ました。Type-Cケーブルがややボトルネックになってるかもですが、後述のポタ電への給電では約70Wを叩き出しました。Macで何かしら重い作業をさせておけば、出力も高くなったかなぁ。

今度はポタ電「Anker 535 Portable Power Station」を介して充電してみます。ソーラーパネル→ポタ電→最大500W出力のACコンセント→100WのUSB充電器→Macと繋ぐかたちです。ポタ電のUSB-Cから直接60W出すことも可能なので、14インチ以下のMacであれば充電器は不要でしょう(Windowsもゲーミングモデル等以外なら最大パフォーマンスを維持できるはず)。
お、天井の20V出ましたね。Mac本体の充電が充分だったせいか、アンペアはかなり可変してました。数値を見る限り、充電器のフルスペックで充電できてると見て良いかな。

ちなみに、ソーラーからポタ電への給電も問題なく行なえていました。平均して70W前後をポタ電に渡していたので、最大100Wも夢ではなさそうですよ。パネルを影で覆うと供給出力が下がる様子も確認できたので、日照量の大事さも実感できました。
太陽から無限に電気をもらえる万能感

ソーラーパネルだけでもある程度の給電は可能なので、USB扇風機やスマホ充電など、省電力なモノは動かせるがわかりました。プラスでポタ電があればもっとパワフルな家電もどんとこい。複数のデバイスへの給電、クーラー、電気ケトルなどなど、アウトドアで使えれば便利すぎるのは言うまでもなし。
自宅の窓際やルーフバルコニーで「Anker PowerSolar 3-Port 100W」を使ってる人もいると聞きます。収納場所もそれほど困らないし、何が起こるかわからないこのご時世、ソーラーで発電できるデバイスをひとつは持っておくと、いざってときに使えるはず。モノもカッコいいしな〜。