低音すっご!
最近、いろいろな完全ワイヤレスイヤホンを使ってきましたが、そのほとんどはカナル型。耳の中にぎゅぎゅっと入れて密閉性を高めるタイプです。すっかりそれに慣れてしまったのですが、Ankerの新製品「Anker Soundcore Life Note 3S」は、カナル型ではなくインナーイヤー型を採用しています。めっずらしいー!
久しぶりのインナーイヤー型の装着感は?
インナーイヤー型といえば、Apple(アップル)のAirPodsがありますけど、僕はAirPods Pro(カナル型)しか持っておらず、インナーイヤー型は久しぶりの装着となります。

着けた当初はやっぱり違和感ありましたね。なんかフィットしてない感が高いというか、落ちちゃうんじゃないかという不安というか…。でも慣れると別に気にならなくなりました。
重量は片耳4.3g。それほど重さを感じることはありません。着け外しもスムーズにできますし、ケースへの収納も気になるところはなく、総じて軽快に扱えました。
なお、イヤホン本体が満充電の場合、最大5時間の連続再生が可能。充電ケースと合わせると最大35時間の再生が可能。結構タフですね。


響くバスドラ、うねるベース。耳の中は低音フェスティバル!
さて、音質をチェック。このイヤホン、なんと13mmのドライバーを搭載しています。完全ワイヤレスイヤホンで13mmのドライバーって、大きいですよね? ね!? もしかしたら、高音質期待できるかも…?
ということで、さっそくお気に入りの音楽を流してみました…。…………。
低音でかすぎ!
なんかもう、バスドラとベースがちょうど頭蓋骨の中央から突き上げてくるような低音。これ、低音好きじゃないと耐えられないかもしれません。
どうやら独自のBassUpテクノロジーが搭載されているとのことで、低音がウリのよう。うーん、個人的にはちょっと厳しいかな。スマホのアプリでイコライザーの調整ができますけど、それもあんまり効果なし。
よっぽど低音耐性が高くないと、長時間音楽を聴き続けるのは難しいかもしれません。
ノイズキャンセリング機能は非搭載なので、周囲の音が結構聞こえます。ただ、なんだかこもって聞こえてくるような…。どうしてそうなるのかわからないのですが、周囲の音の低音成分も増幅されているのかもしれませんね。
通話に関してはそこそこ優秀
このイヤホン、アクティブノイキャンは搭載されていませんが、通話時のノイズリダクション機能は搭載されています。ということは、通話時の音質が期待できそう。ということで、実際にZoomで通話をしてみました。
感想としては「悪くないな」という感じ。自分の声はちょっと低域と高域が削られ、ラジオのような音質に。ただ、それが聞き取りづらいかというとそういうこともなく、相手にははっきり聞こえています。高音質よりも伝わりやさ重視のチューニングなんでしょうかね。
またノイズリダクション機能はそこそこ優秀で、周囲で話している人の声はよほど大声じゃなければ相手に聞こえないか、聞こえていても気にならない程度になっています。

この結果を踏まえて考えると、「Anker Soundcore Life Note 3S」は音楽鑑賞よりは、ビデオ通話向けと言えるかもしれません。
お値段は手の届きやすいところなので、ビデオ会議用にひとつ持っておくというのもありかも。個人的には音楽鑑賞用としてはちょっとクセが強いなぁという印象でした。
でも。カナル型はちょっと苦手という人にはいい選択肢ですよ!
※価格など表示内容は執筆時点のものです。変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。
Source: Anker