独断と偏見によるカッコいい宇宙服ランキング

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  • author George Dvorsky - Gizmodo US
  • [原文]
  • そうこ
独断と偏見によるカッコいい宇宙服ランキング
2008年のSTS-124ミッションに向かうNASAの宇宙飛行士。宇宙服はアイコニックなオレンジ。

宇宙服。人類の技術の最先端であり、人の手作業も必要とする繊細な作り。文句なしにかっこいいのですが、その中でも特にかっこいいものもあります。

近い将来、気軽に宇宙旅行できるようになったとして、もーし旅行者は宇宙服着用がマストですとなった場合、どれを着てみたいかなんて妄想しつつ今までの宇宙服を振り返って、独断と偏見で好きなものをランキング(8位から1位)でまとめてみました。

8位:Blue Originの弾道飛行スーツ

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2021年7月、Blue Origin NS-17のクルーメンバー。
Photo: Blue Origin

なんかいまいち。Blue Originはロケットの形もいまいちな気がしますが、そのデザインセンスは宇宙服も同じみたい。宇宙服らしさがないというか、ただのジャンプスーツというか、畳んだパラシュートみたいというか。

ちなみに、Blue Origin創業者であるジェフ・ベゾス氏も、Blue Origin初の民間宇宙旅行でこのスーツを着用していますが、股間周りのフィット感が気に入らなかったらしく、お直しにだしていたそう。

7位:NASAのxEMUスーツ

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ジョンソン宇宙センターにて、宇宙服エンジニアのクリスティン・デイヴィスさんが試作品を披露。
Photo: NASA/Joel Kowsky

2019年にNASAが次世代宇宙服として試作品を公開したxEMUスーツ。現在、スケジュールが遅れてまだ開発中。月面探査のために非常に動きやすいのが特徴とのことですが、見た目はなんか野暮ったい…。試作品なので、完成Ver.はもうちょっとシュっとしてるといいな。

6位:スペースシャトルスーツ

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STS-121ミッションのトレーニングをするスペースシャトル乗組員の宇宙飛行士。
Photo: NASA

人類の宇宙史でたぶんもっとも印象に残る宇宙服の1つが、このオレンジスーツACES(Advanced Crew Escape Suit)ではないでしょうか。映画『アルマゲドン』の影響かな。1994年から使用され、後に似たデザインのLES(Launch Entry Suit)へとバトンタッチ。

宇宙服の最たる目的は、宇宙という人類にとってはエクストリームな環境に耐えることなので、ファッション性よりも機能性重視。ヘンテコに見えるスネの大きなポケットはじめ、全体的にモコモコっとしており、かぼちゃスーツなんて言われたことも。印象強い宇宙服ですが、かっこいいかと言われると6位あたりが順当かと。

5位:Virgin Galacticの弾道飛行スーツ

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まるで映画の衣装のよう。
Photo: Virgin Galactic

Virgin Galactic創業者のリチャード・ブランソン氏による、宇宙服The UA|VGのお披露目の画像がこちら。実際に、スペースシップツーでの弾道飛行で着用されました。着る人の体に沿うデザインが特徴で、ピタっとしつつも動きやすいのだとか。

ブルー地にゴールドのアクセントが映えますが、デザインしたUnder Armoourいわく、これは宇宙空間での太陽、地球に降り注ぐ光をイメージしたものだそう。かなりかっこいいのですが、SFっぽすぎるという気がしないでもない。好き嫌いはわかれそう。

4位:ロシアのソコル宇宙服

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ソコルスーツに身を包んだ宇宙飛行士たち。
Photo: ESA

1973年のデビュー以来、いくつかバージョンを重ねて今も着用されているのがソコル宇宙服。シンプルながら洗練されていて、これぞ宇宙服という王道デザイン。

ソユーズ宇宙船内で着用するためにデザインされており、減圧などのアクシデントに対応できるように開発されました。現在使用されているのは、1980年代にアプデされたSokol-KV2。

3位:SpaceXのスペーススーツ

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NASAのCrew-3ミッションメンバー。
Photo: SpaceX

2020年にSpaceXが導入したスペーススーツ。カジュアルなデザインではりますが、火気や減圧などから身をしっかり守ってくれます。

スーツのデザイン自体がシンプルなのは宇宙船のカプセルシートに秘密あり。シートと宇宙服をへその緒のようにつなぐことができる仕組みで、通信関連機器や冷却システムはシートにまかせています。

2位:アポロのムーンスーツ

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アポロ11号ミッションで月面を歩くバズ・オルドリン宇宙飛行士。
Photo: NASA

アポロミッションの月面探査で着用された宇宙服EMU(Extravehicular Mobility Units)。オーバーサイズのヘルメットとミラーリング加工されたシールドは、みんなが思うTHE宇宙服。背中に背負った装置も印象的。宇宙服のアイコンと言っていいでしょう。

1位:マーキュリー計画の宇宙服

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Mercury 7ミッション、1959年4月9日撮影。
Photo: NASA

このギラギラこそギャラクシー。米国空軍の高高度フライトパイロット用の制服を元にNASAが宇宙向けに改良を行ったMark IV。温度管理のためのアルミコーティングのナイロン製アウター部分、指1本1本まで動かしやすい特殊なグローブ、ほどよいフィット感のためのジッパーやストラップなどなどが、空の上の宇宙仕様。

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