Twitterがどうなるかわからないから? EU当局、独自のSNSを立ち上げテスト

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  • author Shoshana Wodinsky・Gizmodo US
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Twitterがどうなるかわからないから? EU当局、独自のSNSを立ち上げテスト
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ここで懐かしのマストドン、再浮上。

イーロン・マスク氏がTwitterを買収が決まった日、SNSサービスのMastodon(マストドン)は、新規ユーザーが3万人増えたことが明らかになったわけですが。

今週、欧州データ保護監察機関(EDPS)は、欧州の各種機関が住民と対話する手段として、EU Voiceという独自のマストドンサーバーをパブリックで試験運用開始したことを発表しました。さらに、Youtubeの代わりに、オープンソースのプラットフォームであるPeerTubeをベースにしたEU Videoも試験運用していると発表しました。これらのプラットフォームは、いわゆる「Feddiverse(フェディバース)」と称される現代のソーシャルプラットフォームに代わる無料で利用できるオープンソースの集合体です。ここには、今回のマストドンやPeerTubeのほかに、Pixelfed(FediverseでいうInstagram)やFunkwhale (FediverseでいうSpotify)のようなサービスも含まれます。

アメリカ企業ばっかりのSNSに危機感

EDPSが今回のプラットフォームを本格的に運用するかどうかがわかりませんが、このEDPSの動きは驚くようなことではありません。欧州当局はここ10年の間、アメリカのテック企業と対立してきましたし、欧州の議員たちは、アメリカのテック企業のプライバシー問題やコンテンツモデレーションのあり方について厳しく追求し続けています。

EDPSのWojciech Wiewiórowski氏の声明では「EU VoiceとEU Videoの試験運用開始によって、個人とそのプライバシー、データ保護の権利を優先する代替的なソーシャルメディアプラットフォームを目指します。このプラットフォームは広告非掲載で、プラットフォームを利用する個人をプロファイリングすることもありません。今回の措置は、利用者に、個人情報がどのように使われるかについて、選択肢と管理の手段を提供するものです」と述べています。

理論的にはとても良いように思えますよね。Twitterは広告だらけ、Youtubeの親会社のGoogleは常時プライバシーに関する悪夢を見せようとしてきますから。しかしながらEU VoiceやEU Videoを軌道に載せたければ、欧州委員会のTwitterの100万人以上のフォロワーの大多数をこちらに呼び込む必要があります。

イーロン・マスクのTwitter買収によってどう転ぶかわからないですし、Youtubeに依存しっぱなしでいるわけにもいきません。常に選択肢を複数用意していくことは大事ですね。