音楽も映画もこれ一本。オールインワンを突き詰めたサウンドバー「Panorama 3」

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音楽も映画もこれ一本。オールインワンを突き詰めたサウンドバー「Panorama 3」
Image: ヤマダユウス型

一発でリビングをオーディオ強者にブツ。

英国の高級スピーカーブランドB&W(Bowers & Wilkins)から、空間オーディオやストリーミング再生に対応したサウンドバー「Panorama 3」が発表されました。価格は15万9500円。値段も本気なら、音質もガチの本気です。

B&W製品といえば、やはりデザインと音質(と価格)。家電量販店などでもピュアオーディオなエリアに置いてたりするので、なかなか関わりにくいブランドかなと。でも、今回のサウンドバーはオーディオファンだけでなく、一般家庭のリビングにもお迎えしやすいなと感じましたよ。

大画面視聴に負けない、ワイドな音場を提供

ここ数年で、50インチを超えるような大型テレビを持っている人は珍しくなくなってきています。BCNの調査によると2021年9月時点でのテレビの平均インチサイズは43.4。販売台数構成比では、50インチ以上が36%を占める多数派となっているそうな。

こうした状況もあり、ソニーやBose、Sonos、Denon、ヤマハなど、色々なメーカーがサウンドバーに力を入れていますよね。ねらいはやはり、大画面に負けない臨場感あるサウンド体験。今回の「Panorama 3」も、ご多分に漏れずです。

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「Panorama 3」は、55インチのテレビにジャストフィットするコンパクトなサウンドバー。Panoramaシリーズは90mmの大口径ドライバーを積んだ初代が2009年に登場し、2013年に海外向けに2世代目が発売されています。そのインテリア性や価格帯など当時はかなり高級志向でしたが、今回の「Panorama 3」は比較的買いやすいモデル。

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特徴としては、本体の薄さが挙げられます。高さがわずか65mmしかなく、テレビのリモコン受光部を塞ぎません。インシュレーター(振動を防ぐためにスピーカーの下に噛ませる土台)を使ったとしても気にならない高さでしょう。

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スピーカーのユニット構成は、19mmのツイーター×3基、50mmのバス・ミッドレンジ×6基、50mmのDolby Atmos対応イネーブルドスピーカー×2基、100mmのサブウーファー×2基で、合計13基。10chの合計400W出力です。でけぇ…!

Dolby Atmos対応となっており空間オーディオをサポートします。立体音響を可能とするスピーカー配置は独特で、サブウーファーは上向きに配置され量感を与え、イネーブルドスピーカーは左右端からステレオ感を演出。低音を増幅させるためのバスレフはこもり感抑制のために採用せず、代わりに本体容積の大部分を空気室で仕切ることで、伸びやかな低音を実現しています。ハコ鳴りさせる感じですね。

また、サウンドバーで立体音響というと部屋の反響を利用する製品が多いですが、「Panorama 3」は反響は使わないそうな。そのため音場補正などの初期設定がいらず、部屋に配置してすぐに使える手軽さも魅力。イネーブルドスピーカーが良い仕事してます。

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端子類はシンプル。eARC対応HDMIでテレビと繋ぐだけ。後述するスマホとのワイヤレス接続に対応しますが、ネットに繋いでストリーミング再生させることも。サービスと書かれたUSB Type-Cは、アップデートなどに利用します(USB接続からの再生はできない)。

圧倒的シネマ体験…!

地上波の番組や映画、ゲーム、YouTubeなどの動画、そして音楽などなど、多種多様なコンテンツの音響を任されるのもサウンドバーの特徴。そのため色んな音質モードを選ばせてくれる製品もありますが、ぶっちゃけあれ面倒じゃない? 「Panorama 3」は、モード設定ありません。全部良い音で鳴らす自信があるからッ。

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気になる音質ですが、まず音楽再生についてはオーディオスピーカーで聞くのと遜色が無いほど高精細。バスレフがないおかげか、低音が締まって聞こえるのが特徴ですね。ちなみに音楽再生についてはスマホに繋いでストリーミングするほか、「Bowers & Wilkins Music」アプリから様々なストリーミングサービスにアクセスが可能です。現状はDeezer、SoundCloud、TuneIn、NTS Radioがあり、今後も追加予定。

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「Bowers & Wilkins Music」アプリからDolby Atmos対応コンテンツを再生すると、自動でDolby Atmosとして再生してくれます。Apple TVの空間オーディオ対応コンテンツも立体音響として再生できるみたい。

で、特に感動したのが映画鑑賞。これめっちゃ臨場感出てます! 立体音響による音の回り込みや上下感が感じられたし、演者の声もとても聞きやすい。さすがに低音の振動や迫力は映画館には及ばないものの、全体のバランスとしては申し分なし。「家がミニシアターになるじゃん」と思いました。

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ただし、スイートスポット(最適なリスニング位置)はそれほど広くありません。スピーカーの正面で聞くのとスピーカーに対して斜めの位置で聞くのとでは、かなり聞こえ方が変わってきます。「スピーカー正面で二人並んで聞くのがおそらく限度」とのことなので、家族団らんで色んな場所からリスニングする場合、聞こえ方に違いが出ちゃうかな。立体音響の仕方ないところ……。

ホームシアター+オーディオルームを、一発で手に入れる

音楽再生も映画鑑賞もどちらも任せられる、極めて高いレベルでのオールインワンを叶えた製品ですね。一方で、音楽用途であればアナログ端子に対応していなかったり、映画用途であればDTS:Xフォーマットに対応していなかったりと、さらに突き詰めた楽しみ方を求める人にとっては中途半端に感じてしまうかも。

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でも、そこまで突き詰めてる人は少数派オブ少数派でしょうし、スペースもコストも限られた多くの人にとっては、「Panorama 3」さえあれば音に関するエンタメをほぼアガリにできるでしょうね。休日はストリーミングを流しながら掃除したり、食後には映画を見たり。

「Panorama 3」は、15万9500円(税込)で2022年5月下旬に発売される予定。所有感を満たせるデザイン、アクセスのしやすさ、音質の高さ……と考えていけば、約16万円はコスパ的にも法外ではないはず。大きいテレビに投資できている人なら特に!

Images: ヤマダユウス型
Source: Bowers & Wilkins

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