ファンとのミーツと音ゲーって感じかな。
Spotifyが、オンラインゲーム・プラットフォームのRobloxに『Spotify Island』をオープンさせて、メタバースに参入したんですって。
Robloxってなに?
Robloxは、さまざまなゲームがプレイできるプラットフォームです。プレイできるだけでなく、ユーザーがRoblox内にオリジナルのゲームを作って公開できるのも特徴。以前から子どもたちを中心に人気でしたが、ステイホームをきっかけに爆発的にユーザーが増えました。
『Spotify Island』は何ができるの?
Spotifyが5月3日に出したリリースによると、『Spotify Island』は、世界中のファンとアーティストが集い、ともに音楽やクエストを楽しんだり、限定商品を買ったりする場所なのだとか。
『Spotify Island』ローンチの日には約7,800人ものアクティブユーザーが集まったそう。ユーザーはお気に入りのアーティストに出会ったり、ポイントを集めてThe Chartsの上位を目指したり、島に点在するデジタルオーディオワークステーションのSoundtrapを使って自分の音楽を作ったりして楽しめるようです。
Spotifyは、年間を通してテーマ別の島をローンチしようと計画しており、中心となる島から異なるジャンルのアーティストや音楽の島に移動できるようになるそう。最初にローンチされる島は、K-popがテーマの「K-park」なんですって。
音楽業界のメタバース参入
Spotifyはメタバースに参入したと話していますが、ユーザーが専用のアセットを使ってインタラクティブな世界を行き来するメタバースは厳密にはまだ存在していないし、不可能だなんて意見もあります。
しかし、Robloxのメタバースブランドのプラットフォームは、ここ数年で音楽の存在感を高めてきたのは事実。 Lil Nas X、Ava Max、Zara Larssonといったアーティストがコンサートやアルバムリリースのパーティ、ダンスパーティなどを開催しています。どれもかなりの人数が集まったので話題になりました。それに『Fortnite』のようなデジタルオープンワールドゲームは音楽業界がバーチャルリアリティに進出するための屈曲点にも見えます。
自分の音楽を作ったり、(もしかすると)お気に入りのアーティストと交流できたりするのは新たな音楽の楽しみ方のひとつ。『Spotify Island』のアクティブユーザーが7,800人もいるなら、これから盛り上がっていくかもしれませんね。