減塩対策の味方となるか? 塩を追加しなくても味が濃くなるお箸

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  • author Andrew Liszewski - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岩田リョウコ
減塩対策の味方となるか? 塩を追加しなくても味が濃くなるお箸
Image: 明治大学

お箸が調味料に!?

塩を振ってないのに使うだけで塩味が強くなる箸を、明治大学キリンホールディングスが共同で開発したそうです。これで実際は塩を使っていないのに料理の塩味が強くなり、減塩できて健康につながるというわけ。でも、一体どうやって?

微弱な電流で味覚を調整

日本人は世界保健機関(WHO)が定めている1日の摂取量よりも、平均的にだいぶ多く塩分を摂取しています。厚生労働省が生活習慣病予防のために示した目標量を達成するには、現在の摂取量を少なくとも20%カットしなくてはいけません。塩を減らすと食事の味が薄くなっちゃって…ですよね。というわけで開発されたのがこのお箸。2本のうちの片方の先が金属になっていて、微弱な電力が流れます。すると、その電気で塩味である塩化ナトリウムや旨味であるグルタミン酸ナトリウムなどの働きを調節できて、食べ物の味を濃くしたり薄くしたり、味の濃さを調節できるんです。それを「電気味覚」と呼ぶそうです。

今のところ、実験では塩味を1.5倍強く感じるようにできあがったとのこと。最初はPCにつながっていたみたいですが、明治大学はこのお箸をもっと消費者フレンドリーにして、腕に装着するバッテリー入りのリストバンドから箸につなげ、そこから電流を流すスタイルにしています。まだ一般的に流通していませんが、国を挙げての減塩運動となるなら、この箸を各ご家庭に1膳ずつ配ってほしいです。

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