速報アラームは確かに心臓に悪い音ではあるけれど...。
イヤホンをつけて歩いていたら、突然けたたましい大音量で地震速報のアラームが爆音で鳴って、「うわ!」ってなったことありませんか? 好きな音楽を聴いていたのに突然来るから、耳も心臓もビクッ! ってなりますよね。
アメリカにも「アンバーアラート」という同じようなアラームがあります。児童誘拐事件や行方不明事件が発生すると、でっかいアラーム音と共に発生場所、容疑者と被害者の児童の写真や特徴、容疑者の車の詳細などの情報が、その地域に住む人々のスマホやテレビ、ラジオに流れます。ドキーっとする音ですが、地域の人たちが一斉に詳細を読んだり、写真を見て犯人が近くにいないかどうかを気にするため、多くの事件解決につながっています。
アラート音が大きすぎるのは欠陥?
ですが、そのアンバーアラートの音が大きすぎて「息子が完全に難聴になってしまった」と主張するテキサス州の夫婦がいます。12歳の息子がAirPodsをつけてNetflixで映画を見ていたところ、アンバーアラートが鳴り鼓膜が破れたという訴え。アラート音のせいで、ふらつき、めまい、吐き気、難聴などの症状が起こり、内耳器官も傷つけられ、それ以来ずっと耳鳴りにも悩まされているそうです。「映画を見ていたときは小さめの音量だったのに」と両親は言っていて、通院、検査、治療を一生続けていかなくてはいけない状態になったのは、Apple(アップル)の「欠陥」商品のせいだと訴訟を起こしました。
夫婦は「デバイスに対する知識がちゃんとあって、普通に使用していてもAirPodsは危ない商品。検査がしっかりと行われていなかったためにこんなことが起きてしまった!」と言っています。アップルはこの件に関して、今のところ返答や発表などは何もしていません。確かにドキーっとはしますけど、鼓膜が破れて耳が聴こえなくなるほどではないんじゃ!? とは思いますけどね…。