この暑さどこまで続くのか…干ばつのせいでテキサス州オースティンが取水制限

  • author Angely Mercado - Earther Gizmodo US
  • [原文]
  • Kenji P. Miyajima
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この暑さどこまで続くのか…干ばつのせいでテキサス州オースティンが取水制限
Image: Shutterstock

もう暑いというより熱いです…。

州旗に星がひとつ描かれていることからローン・スターと呼ばれるテキサス州は、5月から州の西半分くらいを断続的に熱波が襲っており、暑くて乾燥しています。これまでとんでもない暑さを逃れてきた州都オースティンにも、ついに米南西部で続く干ばつの波が押し寄せてきたようです。地元紙によると、水源になっているトラビス湖とブキャナン湖の水位が著しく低下したため、オースティン市は6日、取水制限をはじめました。

芝生の水やりや飲食店での水のおかわりが禁止に

現段階(ステージ1)の制限下では、ホース式スプリンクラーによる芝生への水やりは週に2度まで、飲食店では客のリクエストがない限り水のおかわりは禁止なのだそう。かんがい用スプリンクラーによる散水は週に1度、夜間に限定されています。違反した場合には、最高500ドル(6万7000円)の罰金が課されます。テキサス州で取水制限が出たのは、3年ぶりとのこと。

Austin WaterのKevin Critendon氏は、前倒しではじまった暑さに加え、上流にあたるコロラド川流域が極度の干ばつに見舞われていることを指摘。オースティンにもその影響が及ぶ予兆はずっとあったんですよね。

暑さが前代未聞の領域に

現在、オースティン都市圏には取水制限に加えて高温注意報も発令中。6月12日のオースティンでは最高気温が40度を超える地域もあったようです。また、5月のオースティンは、月平均気温が同月の観測史上最高を記録しました。5月のテキサス州は西部から南部にかけて華氏100度(摂氏37.78度)を連発する異様な暑さが続いたこともあって、電力網の管理当局が州民に節電を呼びかける事態に陥ることもありました。いや、これは管理がずさんで電力網が弱いだけなのですが。

Texas Drought Map
Image: U.S. Drought Monitor

U.S. Drought Monitor(米干ばつモニター)の最新情報(6月9日更新)によると、テキサス州の78%が4段階ある干ばつのいずれかに該当する乾燥ぶり。異常な暑さと干ばつの波はテキサスから南西部、西部へと広がっていて、カリフォルニア州でも取水制限が行なわれています。

訳者が住むダラス(テキサス北部)は熱波の端っこで、暑さがひどすぎる地域よりも比較的気温が低いとはいえ、6月12日は最高気温が38度を超えて、夜中の3時を過ぎてもまだ30度あります。2011年のあり得ないくらい暑かった夏と似ているんですよね。2011年もラニーニャで極端な干ばつに見舞われ、夏の訪れも早かったんです。あの年の8月は40度超えが21日に達し、月平均最高気温は41度を記録。異常な暑さは人為的気候変動の影響で2倍以上起こりやすくなっていたとか。おかわりは遠慮したいです…。

米西部ピンチ。干ばつによるパウエル湖の水位低下で厳しい決断を迫られる連邦政府

米西部の水不足によってパウエル湖の貯水量が低下。西部7州への水供給だけでなく、ダムによる発電にも甚大な影響が出そう。

https://www.gizmodo.jp/2022/04/record-water-shortages-in-western-us-due-to-drought.html

Reference: NWS Austin | San Antonio / Twitter, KVUE, U.S. Global Change Research Program