エルゴノミクスキーボードおすすめ3選!無理のない姿勢でデスクワークにのぞめる商品を厳選

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  • author Melanie Pinola, Dave Gershgorn - Wirecutter
  • [原文]
  • R.Mitsubori
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エルゴノミクスキーボードおすすめ3選!無理のない姿勢でデスクワークにのぞめる商品を厳選
Photo: Sarah Kobos

使ってみたくて、ウズウズする。

エルゴノミクスキーボードとは、できるだけ無理のない自然な姿勢で作業できる「人間工学に基づいた」キーボードのこと。長時間のPC作業やホームオフィスに最適ですが、特殊な形状なものが多いので選ぶのに迷ってしまいます。そこで、今回はWirecutter編集部おすすめ機種3選をご紹介します!


エルゴノミクスキーボードの良さは、とにかく使ってみればわかります!長時間のパソコンでの作業で姿勢の悪さや疲労が気になったり、腕や手首、肩の痛みが辛くなったら、エルゴノミクスキーボードにアップグレードしてみてはいかがでしょうか。

Wirecutterではトップクラスのエルゴノミクスキーボードを徹底リサーチし、実際にタイピングして使用感をテスト。その結果、最も負担を軽減し、腕を自然な位置に保てるキーボードはKinesis Freestyle Edge RGBに決定しました!このキーボードには、私たちがエルゴノミクスキーボードに求める重要な要素がすべて詰め込まれており、満足いくタイピング体験を提供してくれます。

機能満載なおすすめナンバーワン・エルゴノミクスキーボード:Kinesis Freestyle Edge RGB

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Photo: Wirecutter

快適、レスポンス上々、左右分離型。快適な使用感、完全左右分離型・フラット・テンティング・テンキーなし・カスタマイズOK、とエルゴノミクスキーボードに求める人間工学的な基準をすべて網羅。


Kinesis Freestyle Edge RGBは完全な左右分離型デザインにレスポンスの良いCherry MXメカニカルキー、傾斜0度のフラットスタイル、薄型、カスタマイズ可能なプログラム機能、そしてキーボードを5度、10度、15度と角度を変えられる機能など、とにかく最高のオプションといえるでしょう。

2つに割れたキーボードの距離を自分好みに調整することで、肩や首の負担を軽減させることができます。さらにアクセサリのLift Kitを使えば、左右それぞれ手首を自分好みの角度に保つことも可能。左右分離型のキーボードに慣れるには数日から数週間かかりますが、キー配列自体はスタンダードなので、馴染みやすいはず。簡単な手順でレイアウト変更もできます。

低価格で機能充実のワイヤレスキーボード:マイクロソフト Sculpt エルゴノミクスキーボード

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Photo: Wirecutter

お手頃価格のワイヤレス。安価で、(慣れれば)使いやすく、ワイヤレスなので配線がゴチャつくこともありません。完全分離型ではなく、角度のカスタマイズには非対応です。


人間工学を取り入れたキーボードに興味はあるけど、お金はかけたくない…という方にはマイクロソフト Sculpt エルゴノミクスキーボードをおすすめします。こちらは一部分割タイプで、アタッチメントを使ってテンティング(テントのような三角形状を形成する傾斜)やネガティブチルト(前側のスタンドを立てる傾斜)に対応。お好みのタイピングポジションをとることができます。

完全左右分離型ほどの柔軟さはなく、標準的なメンブレンキーボードなので「タイピングって楽しい!」とまでなりませんし、特筆すべき耐久性もなし。どちらかというとエルゴノミクスキーボードを試してみたい方や、チクレットキーボード(ゴム製キーボード)が好きな人向きの製品です。2.4GHzワイヤレスUSBドングルを介してワイヤレス接続できるので、左右分離型のエルゴノミクスキーボードにありがちなゴチャゴチャ配線に悩まされることはありません。

豊富なカスタマイズと高級感でこだわり派におすすめ: ErgoDox EZ

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Photo: Wirecutter

自作キーボードみたいなカスタマイズ性。好きな位置や角度に設置することが可能で、あらゆる人間工学的ニーズに対応する左右分離型のメカニカルキーボード。ただ、US配列のレイアウトやカスタマイズ自由なブランクキーには慣れが必要です。


ErgoDox EZカスタマイズ好きな方におすすめのキーボード。左右分離型で、脚の位置を変えてお好みの高さや角度に調節可能。キースイッチは12種類の中から選ぶことができ、キャップとスイッチは簡単に交換できます。さらにオープンソースのファームウェアで、キーを再マッピングしたりバックライトを変更したり、と自作キーボード顔負けの豊富なオプションが用意されています。

しかし、ErgoDox EZのUS配列やブランクキーに慣れるには時間がかかるため、即戦力とは言えないかも。キーボードのフィット感や使い心地を重視し、あらためてタイピングを学び直す時間と労力を惜しまない方におすすめしたい製品です。

エルゴノミクスキーボードをおすすめしたい人

腕や手を浮かせてタイピングする一般的なキーボードは、長時間使用すると肩こり腰痛の原因になりがち。普段のデスクワークでこうした不快症状を経験している方でも、肩の力を抜いた姿勢で使用できるエルゴノミクスキーボードなら、その症状を軽減できるかもしれません。人間工学を採用した椅子やスタンディングデスク同様、自分への投資だと言えます。

逆に言えば、デスクワークによる不快感が特にない、という方には必要ない商品です。今のところ、エルゴノミクスキーボードが手根管症候群といった反復性ストレス障害を予防できるという明確な証拠はありませんし、長年使っているキーボードのほうがしっくりくるのであれば、無理にアップグレードする必要はありません。ただ、実際に使ってみると体への負担が軽減されると実感できるはず。

(※手根管症候群や反復性ストレス障害の診断・症状がある場合は人間工学の専門家か医師にご相談ください)。

エルゴノミクスキーボードは実に多種多様です。今回は幅広い方におすすめする一般的な製品を取りあげましたが、左利きの方や「矢印キーはいらない」といった特定のニーズに対応するものもありますので、本記事を参考に、色々な商品を比較検討して自分好みの逸品を見つけてください!

今回は以下の観点で、最も使いやすいエルゴノミクスキーボードを厳選しました。

・キーのタッチ感と機能性

・フラット構造であること

・左右分離型

・テンキーなし

・テンティングOK

・カスタマイズ性

・パームレスト(組み立てや後付けかどうか)

・安っぽさ(プラスチック感強めかどうか)

・使用頻度の高いキーの有無

・完全なブランクキーの有無

機能満載なおすすめナンバーワン・エルゴノミクスキーボード:Kinesis Freestyle Edge RGB

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Photo: Michael Murtaugh

Kinesis Freestyle Edge RGBは、「ゲーマー向けのキーボード」として知られていますが、それだけではありません。一日何時間もタイピング作業に従事する方におすすめの左右分離型で、エルゴノミクスキーボードに求める基準をすべて満たしています。Cherry MX Brown、MX Red、MX Blueという人気のメカニカルスイッチ3種を搭載し、推奨アクセサリのLift Kit(パームレストサポート付き・なし)で5、10、15度の角度調整が可能。傾斜0度もOKの薄型ですが、ネガティブチルトには非対応です。ニーズに合わせてカスタマイズも楽しめます。キーはレスポンスが良く、ガッチリ押し込むタイプの方も、軽いタッチでタイピングする方にも快適です。

左サイドにはプログラムできる8個の追加キーやファンクションキー、青いバックライトの切り替えキーが設置されています。便利な反面、キーが増えた分、左手でマウスを使う人にはちょっと使いにくいかも。最大9パターンのキーボード・レイアウトを作成したり、内蔵の(またはキーボードに付属する)SmartSetソフトウェアを使ってすべてのキーを再マッピングすることもできます。

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Photo: Michael Murtaugh


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Photo: Michael Murtaugh


このモデルはひと言でいうと、最も使いやすい「左右分離型のエルゴノミクスキーボード」。間隔広めのキーと、大きく滑らかなパッドの入ったパームレスト(キーボードの手前にある、手を置くためのクッション)で、長時間のタイピング作業も快適にこなせます。

気になる点

人間工学の観点でいうと、最大の欠点は前側のスタンドを立てる「ネガティブチルト」に対応していない点。手前から奥に向かって下り傾斜のあるキーボードが欲しい方は、マイクロソフト SculptエルゴノミクスキーボードやErgoDox EZのほうが良いでしょう。キーボードトレイを使うという手もあります。

キーキャップは滑らかなABS樹脂製。時間が経つとテカリやすい素材ですが、本品に関しては長期間使用してもあまり気になりません。ラバーテクスチャータイプのWASDキーと矢印キー以外、交換用のキーキャップは販売されていません。別売りのキーキャップが欲しい方はErgoDox EZをおすすめします。完全分離型なので、左右のキーボードをつなげるためには専用のワイヤーが必要です。

長期的なテスト結果のご報告

Wirecutter編集部では複数のスタッフがKinesis Freestyle Edge RGBを使用しており、2年間テストを継続していますが、今も何不自由なく愛用しています。ウィニー・ヤン監修編集者は「このキーボードのおかげで、手首や手の痛みはずいぶん軽減された気がします」と話しています。また、エンジニアリングマネジャーのアレン・ティンレー氏は「本当に、私のタイピング生活を変えてくれました。大好き」と愛を語っていました。ちなみに、オプションのテンティングキットが必須アイテムだという声も。お茶をこぼしても壊れなかったという報告もありましたが、耐水性をあえて試すようなことはしない方がよさそうです。

低価格で機能充実のワイヤレスキーボード:マイクロソフトSculpt エルゴノミクスキーボード

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Photo: Sarah Kobos

普通のキーボードじゃ物足りずエルゴノミクスキーボードに興味がある、でもあまりお金はかけたくない…という方にはマイクロソフト Sculptエルゴノミクスキーボードがおすすめ。テンティング機能、ネガティブチルト、個別のテンキーなど、エルゴノミクスキーボードに必須の条件はほぼクリアしています。一体型なので、左右分離型よりも馴染みやすいのもポイント。さらにSculptキーボードは2.4GHzワイヤレスUSBドングルを介してPC接続するので、左右分離型のキーボードにありがちなゴチャゴチャ配線からも解放されます。ただ薄型のメンブレンキーは他のメカニカルキーと比べるとタイピング心地はイマイチ。耐久性やカスタマイズ性も低めです。

普通のキーボードよりは長時間使用しやすいですが、Kinesis Freestyle Edge RGBやErgoDox EZほど快適でもカスタマイズできるわけでもありません。ただ、同価格帯の他機種と比べるとプラスチック感は少ないですし、デザインも良く、弾力性のあるキーは押しやすく安っぽいグラグラ感もありません。ファンクションキーは小ぶりで、キーというよりボタンのようで押しにくい印象。

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Photo: Sarah Kobos

とにかく低価格のキーボードなので、カスタマイズ機能やバックライトはなく、キーボードを分離して自分の体に合った位置に配置することもことができません。作業中に痛みを感じる方や、もう少しカスタマイズを楽しみたい方はKinesis Freestyle Edge RGBやErgoDox EZの方が良いでしょう。

パームレスト(取り外し不可)は大きくてクッション性があるものの、わずか1週間でがたつきが気になるように。あるAmazonレビューには「まるでピアノのようなブラック仕立てと、パームレストがゴージャスです…ただし、それは使用開始するまで。美しいキーボードではありますが汚れやすく、リストレストは皮脂がつきやすいです」と。サッとお掃除できるアイテムを手元に置いた方が良さそうです。

豊富なカスタマイズと高級感でこだわり派におすすめ: ErgoDox EZ

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Photo: Sarah Kobos

自分好みにカスタマイズできる「自由度」を重視する方、高めの予算や慣れるまでの労力を惜しまないというこだわり派にはErgoDox EZがおすすめ。レスポンス抜群のキーや完全分離型のデザイン、あらゆる角度に調節できるテンティング機能など、エルゴノミクスキーボードに求める要素を完全網羅。Cherry MX Brownを含む、12種類のスイッチを付属し、ハンダごてを使わずに自分でスイッチを交換することも可能です。ただレイアウトが独特なので(便利な設定オプションを使ったとしても)慣れるまでに時間と労力、そして何より忍耐が必要です。

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Photo: Sarah Kobos

ErgoDox EZの小さな脚は、無段階の角度調整が可能。テンティング、ネガティブチルトともにOKで、自分の姿勢にフィットする位置にセットアップできます。角度調整には少々コツが必要ですが、慣れれば「こんなしっくりくるキーボードはじめて!」と感動するかも。パームレストも据え付けではなく、かなりフレキシブル。質感はゴムっぽく、糸クズがつきやすいのが玉にキズですが、頑丈で使用感は快適です。

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Photo: Sarah Kobos

キー配列は、オルトリニア式。これは通常のキーボードと違い、キーが格子状に整列しているデザインです。各キーに指が届きやすい反面、使い慣れたレイアウトと異なるので、最初はタイプミスの嵐になるかもしれません。また、従来とまったく異なる場所に記号キーやラベルのない追加キーが置かれていたりするので、慣れるまで時間がかかりますし、イライラすることもあるでしょう。キーボードのレイアウト調節には、使いやすくグラフィカルなコンフィギュレーターを使用します。

付属のABS樹脂製キーキャップは、時間の経過とともに摩耗し、滑らかさと光沢感が出ます。サイズは標準的で、キーキャップに交換する場合もFreestyle Edgeよりはバリエーションが多いしょう。

プログラムできるRGBバックライトや、耐久性が高くザラザラした質感が特徴のPBTキーキャップなど、よりカスタマイズに力を入れたい方は、上位機種のErgoDox EZ Glowを検討してみては。

©2022 WIRECUTTER, INC. A NEW YORK TIMES COMPANY.

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