ドメスティックバイオレンスの救世主、iOS 16の最新機能「Safety Check」 #WWDC22

  • 5,812

  • author Dell Cameron - Gizmodo US
  • [原文]
  • Kaori Myatt
ドメスティックバイオレンスの救世主、iOS 16の最新機能「Safety Check」 #WWDC22
Image: Apple

多くの人を救うかもしれない。

自分にかぎってそんなこと起こるはずがない...と思っていても、 ドメスティックバイオレンスのような辛いことは誰にでも起こりえます。そんなとき、誰にも相談できなくてもiOSが身を守ってくれるとしたら? もっと早く導入されてもよかったような、大切な機能です。この秋に導入される予定です。米Gizmodoの報告です。


6日に開催されたAppleのWWDCイベントでは、iOS 16に投入される新機能がたくさん紹介されました。中でも注目は、不幸にもドメスティックバイオレンスを受けてしまった人が緊急時に使える、位置情報のトラッキングをブロックする機能メッセージを他の人に傍受されないようにする「Safety Check」です。

「多くの人たちがパートナーや恋人とスマホや端末のパスワードを共有しています。でも一旦関係がもつれたら、これが身の安全を脅かすことにもなりかねません。しかも被害者が助けを求める障壁にすらなってしまいます」とWWDC 2022のキーノートで語ったのはAppleのプライバシーエンジニアリングマネージャーのKatie Skinnerさん。

220607wwdc-safety-check

この新機能では、ユーザーは自分の位置情報を「Find My」で共有することをすぐにストップできます。ボタンを数回押すだけで iPhoneのプライバシー設定をリセットすることも。「Safety Check」を有効にしておくと、他のデバイスでログインしていたアプリも一斉にログアウトさせることができ、 これによりFaceTimeやiMessageに他人がすぐにデバイスにアクセスできなくなります。アクセス許可を与えたアプリがどれかを確認でき、アクセス許可の種類などもチェックできます。

「これにより、恋人やパートナーから暴力を受けているような場合にも、加害者がデバイスにアクセスできなくなり、加害者との関係を絶ったり、安全な場所に移動したりすることを助けるのです」とKatieさん。

ドメスティックバイオレンスは年々増加傾向にあり、アメリカでは女性の3人に1人、男性の4人に1人が生涯に被害を受けているとされています。その種類もストーカーに身体的暴力、レイプまで、さまざまです。National Coalition Against Domestic Violenceの資料を元にするとざっと1千万人の男女が毎年被害を受ける計算となります。

Appleでは、「Safety Check」は 「National Center for Victims of Crime (NCVC)」「Women’s Services Network」「National Network to End Domestic Violence」といったドメスティックバイオレンスの被害者を支援するいくつかの米団体と話し合いを重ねて作り出された機能だとしています。

「暴力や被害を受けているとき、誰が自分のどの情報にアクセスできているのかを知っておくことは、被害者にとってとても大切なことなんです。「Safety Check」を使うと被害者が自分の情報を自分で管理できるようになり、身を守れるようになるのです」。

【ライブ更新まとめ中】M2 MacBook Air &M2 MacBook Pro登場。ひさびさに現地集合となったアップルイベント #WWDC22 基調講演まとめ

新型M2 MacBook Airについて知っておくべきことまとめ #WWDC22

Image: Apple

    あわせて読みたい