新色も追加!
WWDC 2022で、リデザインされたMacBook Airが発表になりました。ディスプレイはより大きく、プロセッサは新しくなり、色も一新されてます。あと、ここは残念に思う人もいるかもしれませんが、画面にノッチがあります。
新MacBook Airを見て最初に気づくのは、新しいカラバリです。おなじみのスペースグレイとシルバーのほかに、スターライト(淡いゴールド)とミッドナイト(濃いブルー)が追加されました。今までにないフラットな(ウェッジ型じゃない)アルミのユニボディはさらにポータブルに、厚さ11.3mm・重量1.24kgになりました。

MagSafeが復活し、左サイドのThunderboltポートふたつが使えます。右側には3.5mmヘッドホンジャックがあり、ハイインピーダンスオーディオに対応してます。
画面は13.3インチから13.6インチに大きくなりましたが、そのためにカメラ部分がノッチになりました。MacBook Pro 14とか16と同じような感じで、画面の上中央に黒い長方形があります。Liquid Retinaディスプレイは前より大きくなるとともに、25%明るくなりました。

ディスプレイの上には1080pのWebカムがあり、今までの720pカメラよりビデオ画質も向上すると言ってます。3マイクアレイと4スピーカーサウンドシステムがカメラを支え、ビデオ会議もより快適になりそう。Magic Keyboardも復活し、フルサイズのFunctionキー列やTouch IDが使えます。キーボードの手前にはForce Touchトラックパッドがあります。
気になる中身のチップは、Appleシリコン第2世代となるM2プロセッサ搭載です。5nmテクノロジーで作られ、M1より25%多い200億個のトランジスタを積んでます。ユニファイドメモリ帯域幅も100GB/sと、M1より50%アップ。

M2は性能コアと効率コアをそれぞれ4コアずつ備え、ユニファイドメモリは最大24GBと、以前の16GBより増えてますが、Windowsのウルトラブックの中には32GBのものもあるのでそれより若干少ないですね。AppleいわくマルチコアのCPUパフォーマンスはM1より18%向上し、10コアのWindows PCより1.9倍速いのに消費電力は4分の1しかないそうです。GPUは従来の8コアから10コアに増え、メモリ帯域幅も増えてるので動作は35%速くなるとのこと。Windowsノートパソコンの10コア統合型グラフィックスよりも2.3倍速く、消費電力は5分の1に抑えてます。
チップがパワフルになってもMacBook Airはファンレスのままで、バッテリー持ちに関しては動画再生で18時間可能としています。あとはUSB-Cポートがふたつあるコンパクトな電源アダプターも新たに発表されました。MacBook Airとしては初めて高速充電に対応し、30分で50%まで充電できます。
今回のWWDCではM2搭載のMacBook Proも発表になりましたが、こちらはデザイン的には前と同じです。

M2搭載MacBook Airは「来月」発売予定で、価格は16万4800円(学生・教職員用には15万800円)から、MacBook Proは17万8800円(学生・教職員用には16万4800円)からとなってます。
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