Metaのスマートウォッチは開発中止。ARグラスは開発に遅れ…

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Metaのスマートウォッチは開発中止。ARグラスは開発に遅れ…

なかなか苦戦中のようです。

複数の米メディア報道によれば、Metaは自社初となる予定だったスマートウォッチの開発を断念したようです。Metaスマウォは2023年リリース予定で、価格は350ドル前後が想定されていました。Androidスマウォとしてはちょっと高めの価格設定ですが、特徴はカメラが2つついた取り外しできるディスプレイ。時計からさっと盤面(ディスプレイ)を外して撮影するという手軽さが魅力となるはずでした。が、開発断念理由も最大の特徴である取り外しディスプレイ。この構造のせいでEMG(筋電計)をうまく内蔵できないのだといいます。EMGはMetaにとっては鍵であり、これがスマウォとメタバースの世界をつなぐ1つの方法となる想定なので、EMGをなくすわけにはいかず。かと言って、スマウォとしてのユニークさである取り外しディスプレイも捨てられず。取り外しディスプレイとEMGが両立できない状況では、開発は前に進めないと判断したということでしょう。


ARグラスは一部が開発者向けオンリーに

スマウォ開発を中止(一時断念?)する一方で、今最もフォーカスしているであろうARグラスの開発にも遅れや変更がでているといいます。Metaは数モデルのARグラスを開発中なのですが、そのうちの1つ、2024年発売と予想されていたモデルが方向転換。消費者向けではなく、開発者版オンリーでのリリースになるようです。理由は、求められるスペックをいれるとかなり高額になってしまうから。開発向けのみにして、あっちの世界のデモや発展用に使うというつもりなのかな。

一方で、Meta初の消費者向けARグラスとしてリリースされそうなのが、コードネームArtemis。こちらは来年中のリリースを期待して良さそう。そのほか、エントリーレベルとなる安価ARグラス、コードネームHypernovaや、顔につけるラップトップというコードネームCambriaというモデルも噂されているので、話半分に聞きつつ期待したいところ。

スマウォとARグラスのほか、ハードではスマートディスプレイのPortal Goも方針転換の報道がでており、今後は消費者向けではなく、企業向け製品となるとかなんとか。

外から見ていると、Metaはメターバスのコンテンツ(Horizon Worlds)もハードも迷走しているように感じますが、トップはそこにフルコミット。ハードの方針転換は、マーク・ザッカーバーグ氏が見えているメタバース成功への布石なのかもしれません。


Source: The Information, Bloomberg, The Verge


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