軸が選べるコンパクトキーボード。ロジクールMX MECHANICAL MINIレビュー

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軸が選べるコンパクトキーボード。ロジクールMX MECHANICAL MINIレビュー
MX MECHANICAL MINI
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ロジクールの周辺機器のフラグシップモデル 「MXシリーズ」 に2つのメカニカルキーボードが出ましたね

従来のMX KeysKeys MINIもナイスだけど、新発売のMX MechanicalとMX Mechanical Miniは自宅でも会社でも最高の打鍵感が楽しめるキーボードです。今回試したのは、静かなのに確かなフィードバックが得られる茶軸(静音タクタイル)のMiniちゃんのほうです。

バックライトは品のよいモノクロームで、ビルドはロジクールの名に恥じないクオリティ。

自分はへそ曲がりだから人と違うの選んでしまうけど、バッテリー持ち◎で、軸も3つのタイプから好きなものを選べるし、競合モデルやカスタムビルドでは得られない便利な機能もあって、文句のつけようがありません。大多数の人が満足できるスマートチョイスと言えます。

ロジクールMXメカニカルMINI

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20220603LogicoolMXmini_stars

これは何?

コンパクトなワイヤレス・メカニカルキーボード。長いバッテリー持ちが自慢。

価格

$149.99(Amazon日本発売価格17,000円

いいところ

・赤青茶軸の3タイプから好きなスイッチが選べる

・コンパクト

・3つのデバイスとペアリングできる

・バッテリー長持ち

・ショートカットキーが便利

・スマートなバックライティング

よくないところ

・値段高め

・USBドングルガレージ

・リマッピングがフルにできない

・キーキャップをカスタマイズできない

・”静音”スイッチというほど静かじゃない

ちっちゃいのに使える!

コンパクト版だけにスペースは無駄なしです。サイズは横幅313mm x 高さ26mm x 奥行き132mm、重量612g。かばんにスッポリ収まるサイズ感でありながら、安っぽさはなくて、キーは土台がアルミのプレートなので押し下したときにはしっとり安定してますし、バックライトは光量7段階調整のスマートイルミネーションです。

面積はフルサイズの75%まで切り詰めました。数字のテンキーはないけど、矢印キーと、右のPageUp/PageDown、終了、HOMEキー、上のファンクションキーの列は残っているので、基本操作に支障を来すことはありません。60%までサイズダウンすると、上と右の英数字の列や基礎的なところまで削られてしまったりするけど、Mechanical Miniならボリュームもミュートもバックライトの明るさもキー操作で一発です。Google検索、再生/一時停止、音声の文字起こし、絵文字のキーもあって、ほどよいバランスを実現しています。

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コンパクトなのに、必要なキーはすべてある
Photo: Phillip Tracy/Gizmodo

見た目はシンプル

MX Mechanical Miniはザ・オフィス!な見た目で、カスタムキーボード全盛期にあって敢えての濃淡グレーです。まるでビジネススーツの役員が会議向けにデザインしたかのよう。僕なんかは息が詰まるんで、Keychron、Meletrix、同じロジクールが出してるPopみたいなカワイイのに走っちゃいそうです。グレーの濃淡で文字・矢印キーとショートカットを見分けるんだけど、これが暗い場所では見えづらくて、バックライトをつけても厳しいものがありました。上にはLogiのロゴがあって、電源ボタンを押すと、すぐ近くにある右上角のLEDが灯ります。 右側のボタン付近にはUSB-C充電用ポートという構成。机の上に置くと、キーが気持ち傾きます。膝小僧で8度傾けたみたいな感じ。ロジクール曰く、これが一番打ちやすい角度なんだそうですよ?

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8度の傾斜がある
Photo: Phillip Tracy/Gizmodo

欲を言うなら、キーは指紋がつきにくくてカスタマイズできてたほうがうれしいし、USBドングルのホルスターもあったら尚よしですけどね(USBマウスとキーボードを試すたびにほぼいつもなくしてしまう粗忽者なもので…とほほ)。

打鍵感で選ぶ3つのフレーバー

従来品と異なるのはメカニカルスイッチです。これまでのMXシリーズのキーボードはシザースイッチ式のキーでしたが、MX Mechanicalでは低めのロープロファイルキー採用で手首に負担かかかりません。

また、次の3タイプから自分好みのKailh Choc V2のスイッチを選べるようになってるんです!

  • タクタイル(茶軸):静音で指にビビッ。音は要らないけどフィードバックは欲しい人にぴったり。
  • リニア(赤軸):流れるようなキーストロークが可能。アクチュエーションポイントに最速で到達できる。
  • クリッキー(青軸):カチカチカチカチ鳴る打鍵音が病みつきに。
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これは赤軸
Photo: Phillip Tracy/Gizmodo

僕が選んだのは静音のタクタイルクワイエット。ゲーム用じゃなくて日常業務用だし、妻の仕事部屋がすぐ近くにあるので音は控えめなのがいいよね…とゲーム用メカニカルキーボードよりずっと静かなものを期待して選んだんですが、実際に使ってみると、やっぱり音はするみたいで奥さんにドア、バタンと閉められてしまいました。青軸のクリッキーみたいな高い打鍵音こそしないけど鈍い音はするので、青も茶もたいして違わないというのが正直な感想です。

フィードバック最高

しばらく使って慣れてきたらMX Mechanical Keyboard Miniにすっかり指がなじんできました。

キーが詰まって見えたけど、間隔も十分空いてて、スイスイ打てるんですね。もう少しキーの跳ね返りが欲しいきらいもあるけど、サイズもレイアウトもちょうどよく、これなら大きな手の人も、小さな手の人も快適に打てそうです。

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Photo: Phillip Tracy/Gizmodo

茶軸は感触も反応もバッチリでした。ロープロファイルキーなので、シザー式よりフルサイズのメカニカルキーボードに近い感覚。標準のゲーミングキーボードより格段に短いキーストロークなのに触感で押したのがわかるんですね。まあ、僕の好み的には、アクチュエーションにかかる力(押し下す圧力)はやや高めだけど、それで入力速度が落ちるということもなくて、オンラインの入力テストでは精度94%で1分122ワード打てました。接続性も◎。PCとはBluetooth LE(省電)か同梱のLogi Boltレシーバー(低レイテンシの2.4 GHzの入力用)を介して接続できます。部屋の反対側に座って打ってみたら、両方ともすぐ画面に入力内容が表示されました。ちなみにこの文章は別室から入力した文字ですけど、ちゃんと入力できていますよね? これだけ離れても打てるってことで!

スマートバックライティング、プロファイルなど便利機能満載

バックライティングは明るさ7段階と先ほども書きましたが、薄暗いオフィスで使うときはレベル5、真っ暗な部屋では一番か2番目の光量で十分使いこなせました。

ロジクールのこだわりはそれだけじゃありません。周辺環境に合わせて調整してくれる「スマートイルミネーション」という新機能もあって、これを有効にしているときには、両手をひっこめるとバックライトが自動的に消えて、キーボードに手をかざすとまた光るの。

まあ、消えるまでにはだいぶ間があるので、手を動かすたびにチカチカ点いたり消えたり忙しいという心配はないし、キーに触る前にライトはONになるので、この辺かな…って手探りで構えなくて大丈夫。この辺はよく考えられていますね。

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バックライトは6つのモードから選べる
Photo: Phillip Tracy/Gizmodo

光量のみならずエフェクトもあって、こちらは6つのモードが用意されています。

操作は、戻るボタンの上にある専用キーか、無料でダウンロードできる付属ソフトのLogi Options+で行なえます。僕はデフォルトの「Static」を使ってましたが、そのほかにもWaves、Contrast(ダークグレーのキーの光量UP)、Breathing、Reaction(キーを押すと光る)、Random(1個1個のキーがランダムに光る)が選べるようになっています。ロジクールのマウスとキーボードの魅力はデバイスのプロファイル導入が可能なこと(類似の機能を搭載した競合のキーボードもありますが)。MX Mechanical Miniの場合、F1~F3のキーにプロファイルのショートカットを割り付けられるので、キーを押すだけで変換が可能です。 僕の場合、OriginのデスクトップPCを1(USBの有線接続)、LenovoノートPCを2(Bluetoothの無線接続)、スマホのPixel 6を3(Bluetoothの無線接続)にそれぞれ割り付けて使いました。

切り替えはスムーズそのもので、端末のペアリングが途切れることもありませんでした。

20220603LogicoolMXmini_lefttop
つなぐ端末をここ(F1~F3)に割り付けられる
Photo: Phillip Tracy/Gizmodo

バックライトのエフェクトと同じく、ショートカットのカスタマイズ、プロファイルの割り付けもLogi Options+ソフトでできます。シンプル&クリーンなUIのアプリで、特筆すべき機能も装備されてますよ。

ダウンロードしなくてもキーボードは使えますが、ファンクションキーのリマッピングもアプリがないとできないので、使わない手はないです。僕はディクテーション用のキーをウィンドウ最大化用に変えて、絵文字ボタンをChrome起動用ボタンに変えました。こうしたリマッピングができないキーもあって、これは無用の制限のように思います。

バッテリーは驚くほど長持ち(ライトOFF時)

ロジクールの話では、MX MechanicalもテンキーレスのMX Mechanical Miniもバッテリーは、バックライトONで15日、バックライトOFFでなんと10か月もつんだそうな。まだ15日経ってないので本当かどうかは未確認ですけど、先週から使いはじめてバッテリーの減りはまだ5~10%といったところです。

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Photo: Phillip Tracy/Gizmodo

いよいよ充電が必要になったら、このUSB-Cポートに差し込んで充電します。キーボードにはType-C→Type-Aのケーブルが同梱になってますよ。ちなみに、つないだ状態でもキーボードは使えます、はい。

買い?

MX Mechanical Miniは、メカニカルキー搭載のロープロファイルなワイヤレスキーボードが欲しい人にはぴったりなオプションです。もっと高さのあるメカニカルキーボードと同じキーストロークとフィードバックはないにしても、サイズと性能、相反するベクトルのちょうど真ん中に落とし込んできた感があります。競合がひしめいているから「一択」と言い切れないだけで、特に欠点みたいなものも見当たりません。

同じ149ドル(日本は17,000円~)出すならキーを交換できるフルサイズのポップなデザインの買っちゃいますけど(例: Keychron K2)、それは個人の趣味であって、僕のように調べものやマッピングに何時間も嬉々としてかけるナードなレビュワーの趣味を押し付けられても困りますよね…。

なにしろMX Mechanical Miniはマス市場が相手ですもんね。だれもが喜ぶ便利な機能満載の頼れるキーボードです。一般向けとしてはこれ以上ない選択肢と言えるでしょう。

MX MECHANICAL MINI ほしい?

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