ソニーが作っちゃいました、ゲーミングヘッドセット。「INZONE H9/H7/H3」は疲れにくくて何千戦もできそう

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  • author 武者良太
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ソニーが作っちゃいました、ゲーミングヘッドセット。「INZONE H9/H7/H3」は疲れにくくて何千戦もできそう
Photo: 武者良太

オーディオメーカーとしてのソニーの実力を、改めて思い知った気持ちです。

ゲーミングヘッドセットは音が悪い」という声があります。たしかに敵の足音や銃声の方角や距離がつかめるように定位ばかりを追求したモデルが多いし、装着感も個人的には難ありなものが多く感じます。ゲーミングヘッドセットには「FPS1~2戦は戦えるけど、その他の用途では使いにくい」という印象があったのですが。

でもソニーが満を持してリリースするINZONE Hシリーズは違います。長くオーディオ用ヘッドホンを作り続けてきた歴史をフルに活かし、よりよいゲーミングヘッドセットを戦うプレイヤーに提供するつもりです。

INZONE Hシリーズは、ゲーミングモニター「INZONE M9」とともに、新たに立ち上げられたゲーミングギアブランド「INZONE」の一翼となってもいます。

ノイキャン&ワイヤレス&立体音響のフル機能版「INZONE H9」

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Photo: 武者良太

トップモデルは「INZONE H9」。USBドングルが付属する超低遅延な2.4GHzワイヤレス/Bluetooth両対応モデルです。PS5との親和性が高いというかマリアージュを起こすレベルの相性を実現し、「Perfect for PlayStation 5」の称号も得ています。

最大の特徴はノイズキャンセリング機構を導入していることです。さすがにWH-1000XM5と同等とまではいかないようでしたが(価格帯も異なりますし)、「このノイキャンすごくない!?」と言えるクラスな感じ。ゲームから発せられる音に深く集中できます

ゲーミングヘッドセットにノイキャンは必要なんだろうか。という問いは浮かびます。ただ、試合に勝つためにポーリングレート重視のマウスチョイスをするゲーマーの姿を見るに、判断の邪魔となる要素を省きたいプレイヤーからは高く評価されるでしょう。

市場想定価格は3万6000円。ゲーミングヘッドセットのなかでは高価格帯です。フルスペック機としては軽めの約330gということもありますし、従来モデルでは極めて採用例が少なかった機能を盛り込み、市場価値そのものを高めるために送り出される戦略兵器とみました。

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Photo: 武者良太

長楕円体というのでしょうか。長めの球体を半分に割ったハウジング形状に、可動式のブームマイクが備わります。ブームを跳ね上げると自動的にミュート状態となる、スマートな設計もポイント。

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Photo: 武者良太

下部はゲーム内ボイスチャット・Discordなどの外部ボイスチャットの切り替えボタン、ペアリングボタンや、ノイキャンボタンが備わります。ボリュームはダイヤル式。求める音量となるよう素早く調整しやすいのでこれ最高。

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Photo: 武者良太

使われるドライバーは40mm径です。スマホアプリで撮った耳の写真から、人それぞれで異なる反響状態を認識し、ソフトウェア上で補正して最適な立体音響環境を作り出す360 Spatial Sound for Gamingにも対応しています。

すっごいこだわりだ、と感じたのが、左右のハウジング内の構造が同一となっている点です。音の響き方が左右で異なることがなく正確な定位となるように、とういこと。ここまでの作り込みをしているモデルは高級ヘッドホンでも多くありません。

WH-1000XM5同等のソフトフィットレザー製イヤーパッド。厚みがあり幅広のヘッドバンド。柔らかくフィットする低側圧。はじめて装着したときに思いましたよ。なんて疲れにくいゲーミングヘッドセットだと。これなら長時間戦える。集中力が続きますね。

ワイヤレス&立体音響の「INZONE H7」

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Photo: 武者良太

ミドルレンジとなる「INZONE H7」は、INZONE H9からノイキャン機能を省き、イヤーパッドの素材がナイロンに。ノイキャンがないぶん、満充電時の駆動時間はINZONE H9の32時間から40時間と拡大しています。市場想定価格は2万9000円前後。ゲーム部屋の遮音性が高いなら、コスパの高さでコイツを選ぶのがいいかもしれません。

有線&立体音響のハイコスパ版「INZONE H3」

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Photo: 武者良太

INZONE H3」は市場想定価格が1万2000円。もっともリーズナブルなシリーズ末弟です。ワイヤレスではなく有線、使われているドライバーユニットもH9/H7とランクが異なるっぽい。ヘッドバンドの構造も異なりますし、もしかしたらマイクも色違いってだけではなくコストダウンの一部となっているかも。

でもコイツ、USBオーディオインターフェースつきなんですよ。カップが深く装着しやすく長時間のプレイでも耳が痛くならない実用性重視のゲーミングヘッドセットが欲しい方には、マストな存在となる気がしています。

まずはライバルゲーミングヘッドセットに勝てるかどうか

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Photo: 武者良太

SIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)製品ではなく、ソニー本体が扱うゲーミングギアとして登場するINZONE Hシリーズ。INZONE H9のサウンドを聴いてみましたが、今まで数多のゲーマーから高く評価されていたゲーミングヘッドセットに比べても音の位置関係をシャープに把握できるし、ゲーム内BGMの聴こえ方からもオーディオ用途やリズムゲーム、多くの声優が声を当てているゲームでも価値を発揮できる逸材とみました。

しかし、ゲーミングヘッドセットの市場が急拡大している現在、ゲーミングギアメーカーだけではなく、様々なオーディオメーカーから魅力的なゲーミングヘッドセットが次々とリリースされています。後発となったソニー・INZONE Hシリーズがここからの戦いでシェアを握ることができるのか。注目の一戦ですね!

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https://www.gizmodo.jp/2022/06/sony-inzone-m9.html

Source: ソニー

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