あくまで「予測」ですよ。
毎年登場する新型iPhoneのパフォーマンスを下支えしている、「Aシリーズ」プロセッサ。今年登場するであろう「iPhone 14 Pro」シリーズにも「A16」が搭載されるはずですが、はたしてその性能はどれくらい?という疑問に、Macworldでシニアエディターを務めるJason Cross氏がヒントを出していますよ。
なお、現行モデル「iPhone 13」シリーズに搭載されているのは「A15 Bionic」。「iPad mini」に搭載された同プロセッサでの比較になりますが、「A12 Bionic」と比較してCPUパフォーマンスが40%、GPUパフォーマンスが80%も向上しているそうです。また非公式な情報ではありますが、製造には台湾TSMCの「5nm」プロセスが利用されているようです。
A16はどうやらかなり性能向上する模様
さてMacworldによれば、A16はTSMCの「N4P」と呼ばれる第3世代の5nmプロセスを利用するとのこと。これは従来の「N5」と呼ばれる5nmプロセスと比較して、性能が11%、電力効率が22%、密度が6%向上するとしています。これに、「M1 Pro/Max/Ultra」でも採用された高速な「NPDDR5」メモリを組み合わせることで、15%ほどの性能向上が期待できるかもしれないそうです。
一方でGPUに関しては、コアの追加、アーキテクチャの改良、より高速なメモリの採用により、25〜30%の性能向上がありうるとも報告しています。このようなCPUとGPU性能の向上は、噂される8K録画機能や4800万画素カメラセンサー、AI(人工知能)処理の活用にも役立てられるそうです。
A16(とiPhone 14 Pro)では個人的に、ボケを活かした動画撮影モード「シネマティックモード」でのスムーズなズーム操作を実現してほしいところ。そのようなユーザビリティの向上にも、A16は貢献してくれる…のかもしれませんね。