ガーミンに心揺れてるApple Watchユーザー、ちょっと待った!
今年はApple Watchにも「Pro」バージョンが加わるかもしれない…と、著名AppleウォッチャーのBloombergのMark Gurman氏が、自身のメルマガ「Power On」の中で予言しています。Apple Watchはスマートウォッチの中じゃ一番売れているとはいえ、近頃はエクササイズのトラッキングに振り切ったガーミンのスマートウォッチになんとなく勢いがあります。
Gurman氏によれば、Apple Watch Pro(勝手に仮称)はコードネーム「N199」と呼ばれ、ディスプレイがもっと大きく割れにくくなり、ハイキングや水泳トラッキングの精度が向上、バッテリーライフはより長く、筐体もより頑丈なものになるそうです。素材はガーミンのハイエンドスマウォでも使ってるチタン製じゃないか、スチールより丈夫だし、とのこと。
Gurman氏いわく、Apple Watch Series 8のディスプレイ(大きい方)は現行と同じ1.9インチサイズですが、Apple Watch Proは2インチと若干大きくなります。0.1インチ≒2.54mmは微妙な違いのようにも聞こえますが、Gurman氏の計算ではそれによって画面サイズが7%増量、解像度は410 x 502ピクセルになって、心拍数に消費カロリー、クロールのストローク数などなど細かいデータを今まで以上に計測できそうです。
もしそんなApple Watchが出てくるとしたら、それはガーミンを使ってるような「エクストリームなアスリートを惹きつける」ために作られるのだろうとGurman氏は狙いを分析します。今のApple Watchより大きい画面が欲しい人、より頑丈さを求める人にもいいのかもしれません。
よりアスリート向けのフィットネスウォッチは、身体データをより正確にトラッキングするセンサーが追加されてます。たとえばGarmin Epixは、GPSの精度が高いし、運動中の余力を推定するリアルタイムスタミナトラッキング、長時間潜っても大丈夫な防水性、屋外に適したディスプレイなどを搭載してます。スマホの子機的存在のスマートウォッチとは、考え方が全然違うんです。
次のApple Watchのラインナップは?
チタンといえば、Apple Watchにもそんなのなかったっけ?と思いきや、Gurman氏はチタン素材のApple Watch Editionはこれを機にディスコンになると分析しています。
Apple Watch Series 8と新Apple Watch SEは、順当に今年秋に発売されそうです。Series 8は41mmと45mmのディスプレイがアップデートされ、新チップと体温センサーが搭載されるとのこと。Apple Watch SEは体温センサーはナシで低価格をキープ、今まで一番ミニマルな廉価版として生き残ってきたApple Watch Series 3はついになくなると見られています。
「Pro」を作ろうって動きはAppleだけじゃなく、スマートウォッチ市場の中でそこはかとなく存在するようです。先週はSamsung(サムスン)のスマートウォッチの「Pro」モデルがリークしてました。Android陣営で唯一それなりにがんばってるスマートウォッチが、iPhoneユーザー獲得に向けて本気出してきそうです。そんなSamsung Galaxy Watch 5 Proもチタン製と言われてますが、見た目がGalaxy Watch 4 Classic風ということ以外はあまり情報がありません。これから秋に向けて、AppleとSamsungそれぞれのスマウォについてさらなる情報が入ってくることを期待しましょう!