コンパクトフラグシップスマホの覇権。ASUSが満を持して「Zenfone 9」を発表

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  • author 山田ちとら
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コンパクトフラグシップスマホの覇権。ASUSが満を持して「Zenfone 9」を発表

小さいけど、パワフル。

ASUSが去年発表した「Zenfone 8」は画期的でした。なぜって、昨今どんどん大きくなる傾向にあったスマートフォン開発に反旗を翻すかのようなコンパクトサイズだったんです。これが世界中、とりわけヨーロッパでは大ウケ。いまや他社も小さめモデルの開発に着手するぐらい、コンパクトフラグシップスマホというニッチ市場を開拓しました。

そんなASUSが発表した最新フラグシップモデル「Zenfone 9」。コンパクトサイズは据え置かれつつ、性能面では飛躍的な進化を遂げています。

こだわりポイントは

コンパクトさ
カメラ
パフォーマンス
音質
ディスプレイ

この5つ。以下、順番に見ていきましょう!

片手での操作性を最重視

220728_zenfone9_size2

ASUSは去年のZenfone 8を開発した際、ふたつの縛りを設けたそうです。幅70mm以下、高さ150mm以下にこだわったのは、片手オンリーの操作性を追求したかったから。具体的には、高さが145mm以下だとバッテリーとプロセッサのサイズを妥協せざるを得ない反面、150mm以上だと指が画面の最上部まで届かなくなるそうなんですね。幅も然りで、広すぎても、狭すぎてもダメ。

そのちょうどいいとこ取りをしたZenfone 9は幅68.1mm、高さ146.5mmで、すでに小さかったZenfone 8よりも2%小さくなっています。

それでいてSoCが10%増大、カメラシステムが 40% 増大、排熱システムが230%増大、そしてバッテリーサイズが7.5%増大しているそうです。どうやったら小さくして、同時に性能性アップも実現できたのでしょう?

220728_zenfone9_edge3

答えは「角」。丸いフォルムを一新し、エッジを90度にしたことで、体積を大きくしたそうなんですね。

いやあ、今までスマホのサイズってただの数字として捉えてましたし、エッジもデザイン的な要素かと思っていたんですが、こういう開発者側の視点から見てみるとすべてにおいてバランスがあり、妥協を許さないギリギリラインを攻めていることがわかりますね。なんか胸アツ!

カメラが大幅パワーアップ

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Zenfone 9のイチオシ機能はカメラ。

センサーにはSONY IMX 766を採用しており、センサーサイズが22%大きくなりました。さらに、6軸ハイブリッドジンバルスタビライザーが改良されたおかげで、手ブレに強くなっています。

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スマホに採用されている手ぶれ補正は、その多くがレンズやセンサーを平面に移動させるだけものでした。しかしZenfone 9ではレンズとセンサーを丸ごと、回転軸を持たせて動かすことで手振れをキャンセル。補正力は従来の3倍ほどにアップしているそうです。

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夜景をきれいに撮れる「ナイトモード」が搭載されているほか、「ポートレートモード」ではより肌の色が自然に、健康的に写し出されるようになっています。「プロモード」にすればISO、シャッタースピード、ホワイトバランスなどを手動で調整できます。

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さらに、まだベータ版ではありますが、「ライトトレイルモード」を使えばこのように光の帯や水脈も手軽に写せちゃうそうで、なかなか使い勝手の良さそうなカメラシステムだという印象です。

パフォーマンスも概ねアップ

SoCには現時点で最強のQualcomm Snapdragon 8+ Gen 1を採用。真夏の太陽にさらされながら4K映像を撮り続けてもスマホ本体の温度が50℃を超えないように、排熱システムが大幅に拡大されています。ゲームだって長時間遊べちゃう!

熱がこもりにくく、より効率的なエネルギー消費ができるようになった分、バッテリー寿命が通常使用で1.9日にまで延びました。夜寝る前にうっかりチャージし忘れても、翌朝まだ生きてくれているって正義ですよね。うっかりチャージするのを忘れてしまったとしても、充電速度が上がっているそうなのでさほど問題にはならないかも。

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しかもですね、IP68です。防水・防塵機能がすばらしいです。

高品質サウンド&ディスプレイ

個人的に刺さったのは音質へのこだわりですね。スウェーデンの音響メーカーDiracと共同開発したステレオスピーカーがふたつ付いていて、3.5mmイヤホンジャック付き!!

本来スマホが苦手な低音域も、バーチャルベースブースト機能によって補われているそうなので、低音ラブな方には良き選択かも。イコライザを使ってより好みの音に仕上げることも可能です。

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ディスプレイはもちろん有機ELで、リフレッシュレートは120Hz、輝度は1100ニト。コーニング社のGorilla Glass Victusが採用されています。

カラーバリエーションは秋を意識したサンセットレッド、スターリーブルー、ムーンライトホワイトとミッドナイトブラックです。

日本に来る?

気になるお値段はヨーロッパ市場で799ユーロで、日本での販売は…


…あるそうです!


ただし価格や販売時期は現時点では未定となっています。めっちゃ気になりますね。

デカいスマホが台頭しているこのご時世において、iPhone 13・iPhone 12とほぼ同サイズのZenfone 9はとても貴重な存在です。しかも小さいボディにパワフル機能がギッシリ詰め込まれているときたら、アンドロイドスマホをお探しの人にはとっても気になる存在になるんじゃないかな。

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https://www.gizmodo.jp/2021/05/asus-zenfone-8-first-look-us.html

Reference: ASUS
Images: ASUS