あの発売行列もいまは昔…?
秋といえば、毎年のように新たなiPhoneの発売イベントがあって、そろそろ今年も近づいてきましたよね。どんな新機能が追加され、どこまで進化するのかに注目が集まっています。と思いきや、意外にもまもなく登場するであろうiPhone 14をめぐっては、世間がちょっぴり冷めているだなんて指摘があるんですよね。

既存ユーザーの買い替え需要は少ない?
このほどDigital Journalは、SellCellが、iPhoneの発売時期の3カ月前に毎年恒例で実施しているという、iPhoneの新モデルの購入意向を問う調査結果を報じました。米国内の9,793人のiPhoneユーザーのうち、新たなiPhone 14が発売されたら購入したいと答えたのは、全体のわずか14.1%のみ。これは前年に実施された「iPhone 13」の購入意向と比較すると半分以下の割合だそうです。理由はさまざまなんでしょうけど、もはや優に8割超のiPhoneユーザーは、新モデルが発売されても買い替えないというスタンスみたいです。

一方、おもしろいのは、同時期に同数の米国内のAndroidスマートフォンユーザーに実施された調査結果です。なんと新たなiPhone 14へ、13.2%のAndroidユーザーが買い替えたいと考えているんだとか。この割合もやはり昨年よりは落ちているものの、いまやiPhoneの新モデルは、まだiPhoneを使っていないユーザーにとってこそ大きな魅力に思える存在なのかもしれません。iPhoneユーザーに対して、新たな特定のAndroidのスマホに乗り換えたいか尋ねても、きっとここまでの数字にならないのでは?
ちなみに、例年になくiPhone 14への期待が低いように感じられるのは、米国内ではiPhone 13の供給が大幅に遅れ、今年に入ってようやく手にすることができたなんてユーザーも少なくないからだそうです。確かにそれなら1年もしないうちに買い替えようとは、よほどの理由がなければ踏み切れないですよね。うーん、日本は秋も円安が進んだままだったら、別の理由でiPhone 14には手が出せないって人が多そうです~。
Source: SellCell, Digital Journal