日本公開も決定!
後のRPGに多大なる影響を与えたロールプレイングゲームの元祖『ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)』。最近では『ストレンジャー・シングス』のドラマで引き続き取り扱われたり、『マジック・ザ・ギャザリング』とのコラボ展開なども話題になっていましたが、今度は『D&D』の実写映画版の予告編が公開となりました。
ちょっとコミカルなストーリーになりそう
タイトルは『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』(原題はDungeons & Dragons: Honor Among Thieves)。主人公のエドガン(映画『スタートレック』シリーズのクリス・パイン)がかつての仕事で意図せずして呼び出してしまった巨悪を止めるべく、ちょっと素性の怪しい連中を集めて繰り広げる冒険譚というストーリーになる様子。
世界を救う勇気にあふれたヒロイックな冒険者たちという典型的なスタイルを外してコミカルなケイパー映画(強盗映画)路線にしたのはなかなかいいアイデアの予感。実際、D&Dで遊ぶとこういうアウトローな奴らのパーティーも結構生まれるんですよね。
主人公のエドガンがバード(吟遊詩人)ってところもチョイスが渋くていい感じ。D&Dのバードは近接戦闘も遠距離戦闘もできるし、簡単な魔法も使えるという多彩なクラス。予告編ではネタっぽく言われていますが、楽器を演奏して味方を鼓舞してサポートする能力も便利。交渉役にもなりがちだし、パーティーのリーダーには向いていそうですね。
また映画にはデジタルゲームなどでもおなじみのネバーウィンターやアイスウィンドデイルなどなど、D&Dの世界「フォーゴトン・レルム」の名所が続々登場し、クマとフクロウが合体してるアウルベアを筆頭にファンにはおなじみのモンスターもたくさん登場する様子。早速、D&Dの公式からは解説動画も公開されていました。
D&Dのファンとしては、ぜひこの映画で興味を持ってTRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』で遊ぶ人が日本でも増えていくとうれしいところ。ちょうど今、ライセンス周りの都合で日本語版展開が休止状態なのではありますが、無料で遊べるベーシックルールなどは日本語版公式サイトで公開中なので、映画に先駆けて遊んでみたいという人はチェックしてみると良いでしょう。
映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』2023年全国公開予定。
Source: YouTube1・2, 映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』公式サイト, ダンジョンズ&ドラゴンズ日本語版公式ホームページ