WiFiビーーーーム!
イーロン・マスク率いるSpace Xが運用している衛星インターネットStarlink。最近では、ウクライナ報道で利用されており、その名をよく聞きます。先日、連邦通信委員会(FCC)から新たな認証を得て、移動中の乗り物、車や船、飛行機などにもWiFiが提供できるようになりました。
FCCから発表があったのは6月30日。FCCの文書には
ユーザー需要の高まりを受け、世界を旅するキャンピングカー、ヨーロッパからアメリカに運航する貨物船、国内・国際線の飛行機など、移動中の車両にも、SpaceXの衛星システムの通信回線を拡大提供することを承認します。
とあります。
SpaceXのStarlinkは、低軌道衛星を打ち上げインターネットを供給する仕組み。現在、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、フランス、スペイン、オーストラリアとイギリスの一部地域の利用者にインターネットを空から提供中。年内に、対応エリア拡大を計画しています。
Starlinkは個人利用もできるものの、SpaceXの大きな狙いは個人ではなく商業利用。4月にはハワイアン航空と機内WiFiでパートナー締結。デルタ航空も現在前向きにテスト中です。また、6月にはロイヤル・カリビアン・クルーズも船内でのStarlink利用申請をしていました。今回のFCC承認によって、さらに多くの企業がStarlinkに注目するはず。
地下にはトンネル、頭上には衛星インターネット。多忙な男イーロン・マスクは続きます。
Source: FCC