「仮想通貨の女王」がFBIの最重要指名手配リストTOP10入り

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「仮想通貨の女王」がFBIの最重要指名手配リストTOP10入り
Screenshot: FBI Video

横行する仮想通貨詐欺。

自称クリプトクイーン(仮想通貨の女王)のRuja Ignatovaが、FBIの最重要指名手配リストでトップ10入りしたことがわかりました。まったく名誉ではないこのトップ10。彼女がFBIに追われる理由は仮想通貨詐欺。

実態のない仮想通貨への出資を募って荒稼ぎ

Ignatovaは、有線通信不正行為、証券詐欺、自身が創業した仮想通貨系企業OneCoinのマネーロンダリング策略で、2019年に起訴されています。彼女が逃亡を始めたのは起訴前の2017年。OneCoinでのポンジ・スキーム詐欺で荒稼ぎしたころのこと。FBIはIgnatovaの行方を追っており、今回トップ10入りしたことで、情報提供者には最大10万ドルの協力金を掲げています。どこまでFBIが彼女の情報を握っているのか、詳しいことは明かされていませんが、FBI担当者いわく「莫大な現金を持って逃亡中であり、お金の力で協力者を得ているのだろう」と。FBIは2016年にロンドンの企業イベントで講演するIgnatovaの動画も公開しています。

OneCoinはブルガリアを拠点とした仮想通貨会社。仮想通貨マイニングによって新たなトークンを生成しブロックチェーンに乗せると謳い、2014年末から2016年中ごろまでの間に37億8000万ドル(約5110億円)もの「資金」を集めていました。米司法省の調査では、OneCoinの通貨は価値がなく、ユーザーはコイン保持者すらトラッキングできない状態にあったといいます。このポンジ・スキーム詐欺によってOneCoinが得た利益は25億ドル(約3380億円)。事件を担当するニューヨーク州の司法長官は、仮想通貨初期の熱狂につけ込んだ詐欺だとコメントしています。

Bloombergの報道によれば、OneCoinに詐欺の疑いがかかるとIgnatovaはギリシャに逃亡し、ここからFBIは行方が追えなくなっているとのこと。Ignatovaが起訴された2019年、OneCoin共同創設者であり兄弟のKonstantin Ignatovaも有線通信不正行為の容疑で起訴されていますが、彼は司法取引に応じています。

アメリカの仮想通貨詐欺被害額、2021年1月からで10億ドル

2021年1月から翌3月で、アメリカの仮想通貨関連の詐欺被害額は10億ドルに上った。

https://www.gizmodo.jp/2022/06/virtual-currency-fraud-cost-one-billion.html

訂正[2022/07/06]使命手配→指名手配の誤字を修正しました。