国民は対話を重ねているのかも。
2019年11月にVRChat店としてオープンしたロシアのコンビニワールド「5 Пятёрочка Russian」は、ロシア語圏VRChatユーザーのたまり場として人気のスポットです。なおПятёрочкаはピチョーラチカと読みますよ。

道端で、ベンチで、鏡の前でゆっくりと雑談を嗜むアバターたち。コンビニ前でたむろするって、なんかリアル。

店内に入ると、これまたリアルです。でも実際の店舗はコンビニ以上スーパー以下といった敷地サイズだそうで、陳列棚はもっともっと多いのでしょうね。
ロシアのインターネット回線は検閲されているとは聞くものの

さて、なぜこのワールドを紹介しようかと考えた理由ですが、実はウクライナ人VRChatユーザーの向けリンク集といえる「Ukrainian Hub」に、この5 Пятёрочка Russianのポータル(玄関口)があったから。
僕はロシア語もウクライナ語もわからないので、実際にどんな由来の方々が集っていたかは定かではありません。しかし作者のVasyaさんはコラボ専用アカウントであり、もしかしたら最初から国を問わないクリエイター集団がここを作っているのかも…VRChat内で国境を越えた対話が実現できている可能性ある?と思えてきて、これは紹介しなくちゃならん、と思ったんですね。

これはオフィスに飾られていた、いままで同ワールドを訪れた方々の記念写真。テキストベースのSNSでは情報発信が阻害される検閲がされているかもしれません。もしかしたらボイスチャットも危ないのかも。でも身振り手振りでもコミュニケーションできるのであれば、ソーシャルVRのメタバースの価値は、とても高いものではないかなと。
Source: VRChat