フレームだけで1.9kgだって!
折りたたみ式自転車はコンパクトに変形するのが利点ですが、重さとなると13~15kg、ましてや電動となると平均15kg前後でそんなに「お、軽い」と感じるほどではなかったりします。
ですがウィーン初の折りたたみ自転車メーカーVELLOが作ったモデルは、総重量が9.9kgとかなりの軽さ。フレームだけだとたったの1.9kg、モーターなしだと総重量6.5kgで世界最軽量なんですって。

回生ブレーキ的な仕組みで充電要らず
フレームは細いパイプですが、これが全て軽くて強いチタン製。さらにスゴいのは、モーター内蔵バッテリーは充電不要で、あたかも回生ブレーキのようにブレーキや下り坂で自動的に充電される「KERS(Kinetic Energy Recovery System)」テクノロジーを搭載している点。普通に乗れば航続距離は無限であり、ターボ・モードでも50kmの距離が走れるのだそうです。またモーターは坂道センサー搭載で、ギア変速のように電動アシスト加減を最適化する仕掛けもあるから驚きです。
追加にて、ドイツ製で10mmの極薄ギア「Schlumpf drive」のスピード・ドライヴおよびマウンテン・ドライヴを組み込むこともでき、回転軸のボタンを踵で押すだけで変速ができるようになります。
8秒で折りたたみ完了
こんなに軽ければ、家でも会社でも電車でも持ち歩けちゃいますね。モーターを施錠し、盗難時も追跡できるので、万が一でも安心です。
発売の目処はまだないようですが、メールアドレス登録で最新情報が届くようになっています。価格も未発表ですが、前モデル(重量12.9kg)は4,490ユーロ(約63万円)ですので、覚悟が必要になるお値段になることはまちがいないでしょう。
Source: facebook, VELLO via AXIS Web Magazine
Reference: cyma (1, 2)