20年前に描いた「未来」

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20年前に描いた「未来」

米Gizmodoが今月20周年なんです。おめでとう!

20周年特集の1つに、米Gizmodoが始まったときに想像していた未来という記事があり、ちょっと感慨深いです。遠い未来ではなく、ごく近い将来こうなってるかも、この技術はくるぞと20年前に考えていたこと、こんなものがありました。

ウェアラブルコンピューター

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Image: BE AMAZED / YouTube

2002年1月にラスベガスで開催されたCESにて、Xybernautがウェアラブル端末Pomaを発表。 ポケットサイズの端末とヘッドディバイス&ボタン付きハンドスティック(?)をワイヤーで結んだマシンでした。装着して持ち歩けるコンピューターとして、1499ドルで実際に発売されたものの、普及はせず。

Xybernautはその後どうなったのでしょう…。創業者のEdward&Steven Newman両者は、2005年に米国証券取引委員会から調査を受け、2007年にはマネーロンダリング&証券詐欺で起訴。

ロボット

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Image: GRACE: An Autonomous Robot for the AAAI Robot Challenge

ロボアシスタントは、人類が描く未来には必要不可欠。絶対いるヤツです。昔むかしから研究開発されて続けています。2002年代初期、カーネギーメロン大学が、人間とロボットの関係性を劇的に変えるとして開発したのがGRACE。

2002年8月1日のEdmonton Journalに、GRACEに関する記事が掲載されていました。開発チームいわく「未来では、ロボットと人間がともに働いているので、当たり前にように交流できないといけません」「火事の現場ではロボット消防士が火の中にはいり、命を救います」。

時は流れ2015年、DARPA Robotics Challengeでも同じような話がされていましたけれど。

セカンドライフ

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Screenshot: Linden Labs / Wayback Machine (Fair Use)

当時を知る人は名前を聞くだけで懐かしいはず。あの時、一瞬とはいえネット民全員がSecond Life(セカンドライフ)という単語に過剰反応していた気が…。

2002年11月18日発行のTime誌では、「今年最もクールな発明」の1つとしてSecond Lifeが紹介されていました。「水中に大聖堂を造ってみたい? 顔や体を変えたい? 空を飛びたい? 現実では不可能なことがSecond Lifeなら可能です」「すでに1つの人生を生きていますが、2つ目があってもいいかも?」

あれから20年、今、メタバースとしてあっちの世界が再び大きく注目されています。Metaはどうしていくのかな?

シムピープル

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Screenshot: Time magazine / EA Games

そうだ、Second Lifeだけじゃなかった、これもありました! 2002年11月25日発行のTime誌で「Sim Nation」というタイトルの記事が公開。オンラインで多くの人がコミュニティを形成することで、国という概念がどうなっていくのか見ものだと書かれていました。この年、イラク戦争が勃発。イラク侵攻をめぐりアメリカ国内で意見は真っ二つ。まさに物理的な国というコミュニティが大きく分断された年でした。

今や、リアル社会だけでなく、SNSでも分断が進みつつあるのですが…。

ロボドッグ

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Image: Paleofuture

ロボットペットも人類が思い描く未来の常連ですね。2002年3月、横浜で開催されたROBODEX 2002で、山陽電機がロボット番犬の「番竜」を発表。1999年にAIBOが発表されていたこともあり、アニマルロボ来る!と思われたのですが…。

ドローン

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Image: Wikipedia

無人航空機は昔からあります。軍事機としては、ベトナム戦争でも使用されました。が、大きく発展したのは2000年代初期。対テロ戦争の名の下に開発が進みました。画像は、アメリカ海軍が開発した無人偵察機ノースロップ・グラマン MQ-8 ファイアスカウト

子どもが描いた未来

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Screenshot: Newspapers.com

子どもが考える未来は、大人の想像よりもずっと自由で面白い。2002年の子どもは何を考えていたのかな?

2002年1月22日発行のCorpus Christi Caller-Timesには、子どもの未来アイディアがたくさん掲載されていました。

・家は今と一緒だけど、セキュリティがロボットマイクロチップアラームになってる。
・新しい恐竜の骨が博物館に展示されてる。
・音楽はテクノが主流になってる。
・不注意と軽率な行動により、人口の90%が何らかの性感染症を体験している。
・最低賃金時間額が8.35ドルになってる。

…なんか、思ってた方向と違いましたね。ちなみに、アメリカの2002年の連邦最低賃金は5.15ドル。2022年は7.25ドルなので、子どもの予想ほどは上がっておらず。