テレビのリモコン的操作感! iPhoneをスマートホームのリモコン化させる「Fluid One」

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  • author Andrew Liszewski - Gizmodo US
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  • そうこ
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テレビのリモコン的操作感! iPhoneをスマートホームのリモコン化させる「Fluid One」

ますます全てがスマホ頼みに。

昨年12月に、iOS開発者のBastian Andelefskiさんが、iOSプラットフォームでスマホでお家の操作を簡単に行うというデモを公開していました。ボイスコマンドや複数アプリの切り替えをなくしたシンプルな作りに好感を持ちつつ、コンセプトで終わるかなぁと思っていたら実現に向けて話が進んでいました。Andelefskiさんは、次世代のスマートホームコントロールを掲げるFluid Oneのテクニカルアドバイザーとなり、現在、商品化に向けてKickstarterでプロジェクト進行中です。

商品を選ぶ上で選択肢が多いのは、消費者にとって悪いことではありません。ただ、各社が自社規格に走りまくると、使う側は非常に不便。もし、HDMIケーブルにSony版、Samsugn版、LG版なんてのがあったらなんて、想像しただけで頭が痛いですもんね。ただ、スマートホーム業界では自社規格がまだまだあって、スマートホームの広がりの邪魔をしています。これを改善するため、たくさんの企業が参加しているMatter規格プロジェクトに期待はしているのですが、Fluid Oneの共同創設者Tim Ho氏は、ユーザーから見たスマート端末の使い勝手について、Matter規格よりも、その操作のしやすさも問題の1つなのではと指摘しています。

Fluid Oneのスマートハブシステムは、iPhone 11以降で搭載されているU1チップ、AppleのAR開発キット、UWB(超広帯域無線)シグナルを発するビーコンを活用。AppleのAR開発キットとビーコンでユーザーのお家をマッピングし、どこにiPhoneやスマート端末があるか、iPhoneはどこを向いて操作されているかを、UWB電波を使って感知。iPhoneが向けられているスマート端末のみを操作対象として、適した操作画面(ランプなら明るさ、スピーカーなら音量など)をiPhoneに表示します。まさに、テレビのリモコンをテレビに向け操作する、あの感覚です。

米Gizmodoのメール取材にて、Ho氏はこう語ってくれました。「スマートホームの操作は、直感的でも効率的でもなく、複数の専用アプリを使ったり、音声コマンドを仕込んだり、各種センサーの自動化に数えきれないほどの設定を必要としたりしています。Matter規格が浸透していけば、この問題がより顕著なものになっていくことも考えられます。」Fluid Oneなら、それぞれのスマート端末でそれぞれのアプリを起動することなく、iPhoneをそっちに向けるだけという直感的操作が可能になります。まさにHo氏が考える操作の使い勝手をアップデートするためのもの。

Fluid Oneの概要だけ聞くと実に素晴らしいのですが、Fluid Oneシステムが活用するUWBチップは使える距離に制限がある(約6メートル)ので、お家に複数個設置しなければならないなど、まだクリアすべき問題がある早期技術。逆にいえば、期待のできる技術ともいえますが。

Fluid OneのKickstarter資金調達目標金額は10万ドル。Fluid One Liteが249ドル(約34,000円)から、自動化も対応のフルスペックFluid Oneが499ドル(約68,000円)から。あくまでも、クラファン製品ということをお忘れなく。

Source: KickStarter