ライフハッカー[日本版]2021年10月8日掲載の記事より転載。記事中の情報は掲載時点でのものです。
iPadOS 15に新しい機能が登場しました。それが、地球儀キー(Globe Key/グローブキー)に関するものです。
Appleは、iPadOS 15の新しいアップデートによって外部キーボードと接続しているiPadの使用体験をついに改善しました。
iPadでは、Split View、Slide Over、シェルフなどの機能やアプリを操作できるグローバルキーボードショートカットがサポートされるようになったのです。
地球儀キーはこれまでは、複数の言語間の切り替えを行なったり、絵文字キーボードを起動したりするための簡単な方法でしたが、キーボードショートカットの強力な助っ人になりました。
すべてのキーボードショートカットを見つける新しい方法
iPadOS 15には、アプリに対するあらゆるキーボードショートカットを発見したり検索したりするための新しいメニューがあります。
地球儀キーを押し続けるだけで、システムとマルチタスクのショートカットが新しいタブ付きメニューに表示されるんです。

下部にさまざまなセクションがあります。「検索」ボタンをタップして、特定のキーボードショートカットを検索することもできます。

使用中のアプリのキーボードショートカットを見つけるには、コマンドキーを押し続けます。

システム機能とよく使うアプリのキーボードショートカットすべてに目を通しておく価値はあります。
Appleオリジナルのアプリは素晴らしいキーボードショートカットを提供してくれていますが、Things、Timery、Lireなどの人気のサードパーティアプリも同様です。
知っておきたい「システムキーボードショートカット」
新しいシステムとマルチタスクキーボードショートカットは、地球儀キーに大きく依存しています。これは、Appleのキーボードなら最適化されていますが、サードパーティのキーボードの場合、別のキーをグローブキーに再度割りあてる必要があります。
これを行なうには、「設定」>「一般」>「キーボード」>「ハードウェアキーボード」>「修飾キー」に移動します。
以下は、覚えておくべき「システムキーボードショートカット」の一部です。
<覚えておくべきシステムキーボードショートカット>
地球儀キー+H:ホーム画面に移動します。
コマンド+スペース:検索を開きます。
コマンド+レフト/ライト:前のアプリまたは次のアプリに切り替えます。
グローブ+A:Dockを表示します。
シフト+グローブ+A:Appライブラリを表示します。
グローブ+Q:クイックノートを作成します。
グローブ+S:Siriを開きます。
グローブ+C:コントロールセンターを開きます。
グローブ+N:通知センターを開きます。
キーボードショートカットでiPadマルチタスクをマスター
iPadOS 15では、キーボードショートカットを使ってSplit ViewとSlide Overを完全にコントロールすることができます。複数のアプリをすばやく管理するのに役立つマルチタスクキーボードショートカットには以下があります。
<マルチタスクキーボードショートカット>
グローブ+`(チルダ):Split Viewで開いている2つのアプリ間を移動します。
グローブ+F:Split Viewウィンドウをフルスクリーンウィンドウにします。
グローブ+コントロール+レフト/ライト:現在のフルスクリーンウィンドウを左または右にドッキングしてから、横に開くアプリを選択します。アプリをすでに2つ開いている場合は、同じコマンドで場所を入れ替えることができます。
グローブ+コントロール+ダウン:Split Viewにある現在のアプリを別のものに置き換えます。
グローブ+\:Slide Overを表示します。
オプション+グローブ+レフト/ライト:Slide Overウインドウを左または右に移動します。
このようにショートカットはたくさんありますが、時間を割いて覚える価値はあります。
Split Viewのキーボードショートカットを覚えると、開いているアプリすべてを簡単に管理できるようになります。そして、ある日、iPadで一番面倒な作業がずっと簡単になっていることにふと気づくでしょう。