写真フィルム工場のセカンドライフ。KodakがEVバッテリー部品の生産へ

  • author そうこ
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写真フィルム工場のセカンドライフ。KodakがEVバッテリー部品の生産へ
Photo: Shutterstock.com

世界最大の写真用品メーカーだったKodak。

フィルムカメラなんて知らない世代も増えており、もやはかつて大盛況だったフィルム工場は廃墟…ではなくて、セカンドライフがあるんです。かつてのフィルム工場が、なんと電気自動車のバッテリー製造工場に!

Kodakが、EVバッテリーを製造するWildcat Discovery Technologiesへの投資を発表しました。フィルム工場のハイスペックマシンを、EVバッテリー製造へと役立てるのが狙い。フィルムとバッテリーというとまるで異なる2つのモノのようですが、Kodakのエンジニアが両者の間に共通点を発見。いわく、「Wildcatが製造するバッテリーに施すコーティングと、35ミリフィルムのコーティングが、技術も含め非常に似ており、大掛かりなリノベをすることなくフィルム工場をバッテリー工場として活用できる」のだといいます。

KodakのCEO、Jim Continenza氏いわく、フィルム製造用のマシンは非常に高額で、その価格は7000万ドルから8000万ドルほど。今や稼働していないので、これを200万ドルという激安で叩き売りしていたというのですが、まさかこのマシンをバッテリー製造に利用できるとは! 中古販売はやめてバッテリーにフルコミットです。

Kodakは、写真用品の製造を通して化学薬品やコーティング技術は得意中の得意。Continenza氏は、Kodakの持つ技術力は医療や自動車業界、布地などにも活用できると考えており、今後、さらに化学薬品や最先端材料分野での可能性を広げたいと言います。また、使用できる工場がすでに確保されているのも強みになるとのこと。

EVバッテリーではありませんが、サイエンス系YouTubeチャンネル・SmarterEveryDayが、Kodakフィルム工場のツアー動画をポストしています。工場見学が好きな人は、見ていて楽しいかも。特殊なマシンがたくさんでてきます。

Video: SmarterEveryDay / YouTube

Source: PetaPixel