ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が木星のオーロラとリングをとらえた!

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  • author Passant Rabie - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岩田リョウコ
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ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が木星のオーロラとリングをとらえた!
Image: NASA, ESA, Jupiter ERS Team; image processing by Ricardo Hueso (UPV/EHU) and Judy Schmidt
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神秘の星、木星ここにあり。

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡がこれまで見たことのない美しすぎる木星の姿をとらえました。そう、北極・南極両方にオーロラが発生している木星!さらに、普通はめったに見られない木星のリングまでも。

ジェイムズ・ウェッブの近赤外線カメラがこの画像を撮影したのは7月27日。「ここまで素晴らしいものが撮れるとは正直思っていませんでした。こんな木星を見たのは我々も初めてです。とにかく美しすぎる!」とカリフォルニア大学バークレー校のImke de Pater教授。

木星は太陽系の中で一番大きく、地球のような地面はなくガスが渦巻いてできているガスの塊で、ガス惑星と呼ばれています。今回の画像がここまで詳細に撮影されたのは人間の目では見ることのできない赤外線のおかげ。赤外線で撮影された複数の画像を集めて可視化できるように変換・着色してできあがったのが、この息を呑むほど美しい木星の姿でした。

リングは衛星までくっきり見える

de Pater教授によるとこれまでにも木星の姿はたくさん見てきているけれど、ジェイムズ・ウェッブの赤外波長のおかげで新しい視点で木星を見ることができるようになったとのこと。木星は太陽系でも最も明るいオーロラが発生するそうです。そして木星の有名な「大赤斑」と呼ばれる高気圧性の渦。何百年もずっと渦を巻き続けています。NASAによると画像では大赤斑が太陽の光が反射しているため少し白く見えているんだとか。

ジェイムズ・ウェッブの科学者であるHeidi Hammel氏は「この明るさで高度が高いことがわかります。大赤斑と赤道地域に分厚いもやがかかっていることが観察できます。たくさんある白い斑点や縞模様は凝縮された対流嵐の分厚い雲一番上の部分だと考えられます」と画像について説明しています。

こちらの画像では、これまでかすかにしか見ることのできなかった木星のリングと、衛星「アマルテア」と「アドラステア」も見ることができますね。そして背景にいくつか見える明るい点は遠くの銀河系なんだそう。「木星と一緒にリングや衛星、そして遠く離れた銀河系までもすべて1枚の写真におさまった詳細な画像が見ることができるのは驚きです」とde Pater教授。科学者のみなさんが驚くのも無理はないでしょう、だってもはやイラストみたいに見えますもんね。これからもさらなるすごい画像がジェームズ・ウェッブから送られてくることを期待しましょう!

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