笑って許されるならUnityチートもOK。カジュアルすぎるバトロワワールド「VERTEX」 #VRChat

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笑って許されるならUnityチートもOK。カジュアルすぎるバトロワワールド「VERTEX」 #VRChat
Photo: 武者良太

もちろんレギュレーションをきちっと決めてのプレイも楽しめますよ。

マーク・ザッカーバーグがMetaのメタバースHorizon Homeをプレゼンしたとき、アバター姿の友人と一緒にバーチャル自宅からVRゲームの世界に一瞬で移動して、遊び楽しんでハイタッチ、というシーンが流れました。

Oculus Questストアで売られているVRゲームとHorizonの間でアバターの相互運用ができるようになるなら、メタバースの理想に近づくのでは。と思っていたけど、考えてみればもう、VRChatでその環境が整っていた。ゲームが楽しめるワールドもたっぷりあるんですよVRChatって。

気軽に対よろ対ありできるVRバトロワゲーム

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現在、この夏に新たにオープンしたゲームワールドVERTEX˸ VRCBattleRoyale」が注目を集めています。いわばVRChat版PUBG。最大18人、全員対戦/3人分隊6チームでの撃ち合いができるバトロワゲームです。

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Photo: 武者良太

武器はハンドガン、アサルトライフル、ショットガンなど9種類。2種類までストック可能で、弾が切れるか銃口を下に向けるとリロード、銃口を頭の後ろに向けると武器チェンジができます。

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Photo: 武者良太

一定の回転数にまでスピンアップしないと撃てないガトリングや、

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Photo: 武者良太

スコープを覗かないとまず当たらないスナイパーライフルといった、扱いにくいけど高威力な武器もフィールド内に落ちており、何の武器を拾えたかで戦い方が大きく変わりますね。

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Photo: 武者良太

各ポイントをじっくりとめぐると数十分はかかるほどフィールドが広いのもポイント。

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Photo: 武者良太

時間経過とともに、競技エリアが狭まっていく仕様も採用しています。

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Photo: 武者良太

試合に参加できる人数は最大18人ですが、ワールドの入場可能人数は36人。のこりの18人はロビーにあるパブリックビューイングのスクリーンで試合の様子を見ることができる...だけではありません。

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Photo: 武者良太

ロビー屋上にあるドローンに乗って空中から観戦してもよし。試合中のフィールドに降り立って間近で撃ち合いを見てもよし。ゲームは苦手だけど見るのは好きという方にも優しい仕様になっています。めちゃくちゃ素敵じゃないですか。

対戦相手が笑って許してくれるならチートをしてもOK

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Photo: 武者良太

ここからは、VERTEX˸ VRCBattleRoyaleを作り上げたメディアアーティストの坪倉輝明さん@kohack_v)にお話を伺っていきましょう。僕も実際に遊んでみたのですが、確固とした対戦ルールを定めていない、口頭になるけど選手がその場で自由にレギュレーションを決められる自由度の高さが、いい意味で気楽に参戦できると感じました。

「はい。VERTEX˸ VRCBattleRoyaleはカジュアルなゲームとして作ったんですよ。ここは友達や、試合のときに知り合った人たちと楽しく絆を深めてもらうための場なんです。もともとこのワールドを作った理由が、VRChatのフレンドともっと仲良くなりたい、一緒に遊びたいという気持ちなんですよ。そのためのツールなんです」

アバターの頭部から下120センチが当たり判定部分となるため、120センチ以下のアバターだと当たり判定の一部が地面にめり込んでしまい、ヒットしにくい(勝ち残りやすい)状態になります。そこで120センチ以下のアバターは推奨しない、とゲーム解説のプレートに記されているのですが。

「自由に遊んでほしいと思っています。超巨大なアバターで参戦してもいいし、透明アバターでスニーキングを楽しんでもいいと思っています。アバターに飛行機能アビリティを埋め込むのもいいですよね。試合ごとに自分たちでルールを決めて自由に楽しんでほしいと思っています」

Unityでアバターの性能をいじるチートがOK。アバターに埋め込んだパーティクルで目眩ましをしてもいいし、分身を出してもいいし、光学迷彩みたいに輪郭だけがうっすら映るアバターにしてもいい。これはアバター改変のしがいがあります。

「見えないくらい小さなアバター同士で戦うってのも面白いと思います」

高性能GPUによる利点もある

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Photo: 武者良太

なお当たり判定は、武器を撃った側のFPSに左右されるとのこと。高フレームレート、なめらか描写であればあるほど当てやすくなります。

つまり。高性能GPUを積むことで勝ちやすくなるということ。

「高性能GPUなら、ガトリングガンでなめるように撃ちまくるときにかなり当たりやすくなると思います。だからPCのスペックの時点で戦いがはじまっているところがあります。これは普通のバトロワゲームと一緒ですね」

ということは、SteamVRの表示解像度を下げてフレームレートが下がりにくくする戦法も使えるということ。

「バトロワで遊ぶ人は、画質よりフレームレート重視ですからね。画質なんていらないんだよという(笑)。表示解像度を一番下まで下げるのは恒例行事みたいなもんです」

自分の分身たるアバターで対戦コミュニケーションを

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Photo: 武者良太

単体のVRゲームのように、遠くにあるモノは低ポリゴンで描写したりむしろ非表示にしたり、影をワールド内に書き込むなど、快適に遊べることを目的として作られたVERTEX˸ VRCBattleRoyal。僕が見た限りはいつも多くのアバターが集まって、楽しそうに対戦していました。

「ほかのVRバトロワもやってみたんですけど、馴染みのないアバターだとVRの没入感が薄れるんですよね。やはり普段から慣れ親しんでいるアバターの姿のまま遊べるというのが大事だと思うんです。またVRChatの他ワールドに集まった友達と、すぐに対戦会場に移動できるというメリットもあります」

Metaがやろうとしているアバターの相互運用性を、VRChatのクリエイターが作り上げてきたエコシステムで先に実現しているという事実。これはほかのメタバースサービスに関わっている人々も一度は体験するべき事象だと感じましたし、難しいことはさておきトリガーハッピーでドン勝を目指すのもアリですアリ。プレイするにはゲーミングPC環境が必要となりますが、ぜひ一度おためしあれ!

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https://www.gizmodo.jp/2022/08/virtual-market-2022-summer-hirose-kohmi.html

Source: VERTEX˸ VRCBattleRoyale